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若い人間男性の挑戦
「僕、卓也って言います。じゃあ、まずやってみますね」
卓也は、ユーフォーキャッチャーのボタンを押して、始めた。
卓也は、でっかいチョコバーを取りたいようだ。この袋の中には、ミニチョコバーが五十二個入っている。
「あっ、離すのが早い…」
「えっ?」
「まあ、けれど、次で取り返せるかもしれない」
「はっ、はいっ」
だが、やはり次もボタンから手を離すのが早く、失敗だった。
「もう一回だけ、やってみます」
天子ちゃんは、「えっ、後一回だけ?」〈それじゃ、神様の、後十回失敗してもいいが使えない。苦い終わり方になるんじゃない?〉天子ちゃんは、思った。
続く
やっぱ、いい終わり方してほしいよね。




