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神様の教え方
「じゃあ、分かりました。神様、私に、教えてくださいよ」
天子ちゃんは、提案した
「そうだな。いきなり人間に声を掛けて、教えるというのは、難しかったんだ。天子ちゃんなら、まあ、大丈夫だ」
「では、左右の耳の色、違う犬を取りますね」
ユーフォーキャッチャーを始めた。
「天子ちゃん。今だ、ボタンから手を離して。…ムンッ。
さて次だ。…ボタンから手を…離して。…ああっ。ボタンから手を離すのが、遅いから…」
〈神様。あんまり、教えるの上手じゃないな〉と、天子ちゃんは、思った。
神様は、どうやったら取れるかは分かっていた。ただ、取り方が分からない相手に、どうやったら分かるように教えられるかは、分からなかった。
続く
出来るけど、教え方は、上手じゃない人っているね。
お手本には、なるけどね。




