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することが出来る裁量
神様は、話す。「本当は、怖いんだ。自分が、何も出来ないと知ることが」
天子ちゃんは、慌てて言う。「何も出来ないって?この星は、神様が作ったんですよ、それなのに…」神様は手の平を天子ちゃんへ向けて前に出して、ストップの意味を示した。
「この星があるのは、ある意味必然のオプションだ。念じたなら、必ずゲット出来るものだ。分かるかね。
結局、私は、神様に念じられて造り上げられた神にすぎない」
「神様は、もっと上の神様によって造られたんですか!!?」
天子ちゃんは、驚いたが、その一方で、〈ああ、やっぱりな〉と、納得しているとこもあった。神様は、何でも出来るはずなのに、どうも煮え切らない。憂いをもった表情である時があったのだ。
「力は限られている。私の、裁量で」神様は、心細さがありそうな感じで、言った。
続く
力ある、神様の神様。




