100/123
しめた
「ああっ、こんなんじゃダメだ!!」と、神様は言いながら川のほとりから立ち上がって、ずっと宇宙神界を走り続けた。
神様は、〈走ったからって、それで何とかなる訳じゃない。ただ、この走っている姿を神の神様が偶然見かけて。
何だか、こんなに必死になって走り回っているのに、自分はこんな、結婚予定の相手を奪ってしまって格好悪いな。帰そう。何て、思う可能性はゼロではない…。
だけど、とても可能性は低い。こんなんじゃ、無理だろう…。こんなんじゃ……〉と、苦しみながら、思った。
それでも、神様は走り続けた。次第に、神様は、宇宙神様のいる方角へ足が向いてきた。
〈しめた。このまま。この気持ちを強めて、宇宙神様のところへ向かうんだ〉と、神様は思った。
続く
意志が弱い、神様。それでも、何とか身体を動かすうちに、不安に勝ててきている。
神様、愛する天子ちゃんを連れて帰るんだ!!!




