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守りたい想い

 その後は、バイクのレーシングゲームをした。

 神様は、ぶっちぎりで歴代記録の一位になってしまっていた。

「天子ちゃん。これは、楽しいね。自分の感覚じゃない感じで景色が動いて。人間が、バイクに求める楽しさが何となく分かる気がする」

「それは、良かったです」

 天子ちゃんは、ややぎこちない感じで返事をする。まだ、さっきの心の揺れから、立ち直ってないのだ。

 他の人間にジロジロ見られないように、涙を流していた時は何とか、目立たないように天使の不思議な力を使った。だから、天子ちゃんは周りに対しての申し訳なさのストレスはない。

 けれど、神様に見られてしまった。〈神様、驚いてたな。こんな、どうしようもない気持ち抱えるくらいなら、いっそ神様に心を読んでもらおうか?だけど、拒否されたら。

 ううん。もしかしたら、この気持ちそのものを異常とされて、消されてしまうかもしれない。そんなの、耐えられないよ〉

 天子ちゃんは、また泣きそうになった。



             続く

天使は、神様が仕事のサポートのために、造り出した。だから、その神様に恋心を抱くのは『異常』とされてしまうのだろうか?

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