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転生したら神様代理にさせられた  作者: 海老の味噌汁
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プロローグ

初めて小説・ライトノベルなるものを書いてみました。

色々設定を考えてはいますが、これだって思えるネタが思いつかないので

とりあえず神様代行みたいな世直し行脚?を書くことにしました。

特別勉強したとかそういうわけではないので、稚拙ではありますが

読んでいただけて、感想、ダメ出し、なんでも言っていただけたら嬉しいです。


プロローグ


ここはどこだろう・・・

目を覚ますと、一面に広がる白い光。


「天国か・・・?」


ぼやけた視界の先に、人がいる。


?「起きたか、私はゼウス。この世界の神話の王だ」


やっぱり天国か。しかもギリシア神話の神じゃないか。

てか本当に存在したのか・・・


「えーと、よくわからないけど俺死んだんですね?

で、ここは天国なんですね、たぶん。」


白く光る髭をなぞりながら、なんとなく神っぽさがにじみ出る

老人が申し訳なさそうに俺に話し掛ける。


「うむ、その通りだ。理解が早くて助かる。が、本来

死者はここに来ることはない。故あってお主を呼び出した。」


「まじですか・・・でもギリシア神話の神様ですよね?

そういうのが好きで色々詳しくはありますが・・・。」


38歳独身、ゲームも好きだがおおよそ「神話」と言われる

ものが好きで、特にギリシア神話は好みだった。

あまり理解してくれる人が回りに少なかったため

友人も少なく、特にイケメンでもなく高収入でもなく

趣味に没頭するタイプだったので、女性付き合いもなかった。


「そうだ、我々はお主のいる世界では一地域の神話に過ぎない神。

だが、それは我々が地球を管轄としていないだけで

直接かかわる事が少なかっただけにすぎない。

我々の世界はまた別にある。」


「えーと、つまり、その世界に行ってくれってことですか?」


「理解が早くて助かるが、問題がいろいろあってな。」


「まさか勇者になれとかそういうのでしょうか・・・?」


「いや、そうではない。問題と言うのは・・・

我々にの管理する世界では、神というものがほとんど信仰されていないのだ。

しかし、我々は信仰を力に変えることで神として存在できる。

今現在、多少の信仰はあれど、大した力を持つことができないのだ。」


「信仰されていないって・・・管理しているのに?」


「200年程前に起こった神界戦争のせいで、我々オリュンポスの神は

力を失くしてしまってのう。戦争後、地界に顕現することも

加護を与えることもほとんどできず、信仰がかなり薄くなってしまったのだ。」


老神は苦笑いをしながら、また髭をなぞる。どうやら癖のようだ。


「それだけならいいのだが、何かが起こったときにそれでは困るのだ。

というわけで、お主には「神代行」として布教活動をしてもらいたい。」


「え・・・。まぁ、事情はわかりましたが、それ、わざわざ俺じゃなくても

いい気がするんですが・・・。」


「先ほども言ったように、信仰がない=力がない のだ。

今の我々には特別なことができる力がない。

地界に降り立っても何もできないのだ。

そこで、だ。

お主に今十二神の加護をできるかぎり与える。

地界に関しての知識は、直接与えるから心配はない。

というわけで、頼んだぞ。」


ゼウスが手を上げると、俺の体が光の粒になっていく。


「えっちょっ、まっ・・・・」


断る暇もなく、神ゼウスによって無理やり神代行にされたのであった。

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