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魔食現世期  作者: 川崎キンジ
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飴から始まる物語

初投稿です。何卒ご指導お願いします。



A男「どこにいったんだ!」

B男「早急に回収するのだ!あれが魔力のある者に渡れば我が国はタダではすまぬぞ!」


??「はい・・・魔省の名にかけて。」





「今日放課後どっか行かね?」

そんな会話をしている俺は頭原 潤 中学3年だ。本当にどこにでもいる中学3年だが、ひとつ違うとすれば占いが得意ということくらいだ。

「デートでしょ!でぇ!え!と!」

「あぁ、そんな話もしてたよな。」

こんな楽しげに会話している娘は俺の彼女の夢宮だ。バレー部のキャプテンの彼女はバレー部とは思えないほど小柄だが、まあ、それなりにガッツのある娘ではあるのだ。

俺はそんな彼女に惚れたし、半オタな俺は萌えを感じているのでもある。

そんな彼女への褒め言葉と惚れ言葉はさておき。

これからデートの約束なのである。

「でぇと。どこいく?」

「まあ。いつものところかなー。」

「え〜!!また〜!「いい加減飽きたかなー、まあいいけど。潤といられるし」

こんな発言が俺の心を悶えさせ、顔面を赤面状態にするのだ。

「いつものところ」と言うのは駄菓子屋のことである、スズヤという昔からある近所のおじちゃんかおじいちゃんかわからないようなおじちゃんがやっているお店だ。

「オースッ!おっさん!」

「なんだ。またおまえか、夢ちゃんだけで十分なんじゃよ!お前はやすんじょれ!」

「猷逸の常連にそんなことゆうなや、今日も売り上げに貢献してやるかんよ!」

「へっ!菓子ごときで威張るんじゃないよ!夢ちゃん一人いれば十分じゃわい!」

こんなくだらない言い合いも日常茶飯事なのだが。楽しい日常茶飯事であることに違いはない。

「今日はよう、新しいお菓子入荷してるんだよ。」





「これだよこれ!アメリカ発の飴ちゃん。マジケルドロップ!」

「ただの飴だろ?」

「そうただの飴。」


「まぁ、売り上げに貢献するなんて言ってしまったからに買ってやるか。」

ということで怪しい飴を買ってしまった。

しかしこの時事故が起きた。いや、この時はまだ、事故というべきではないのだが。非現実的ではあるのだが、おじさんに死相が見えたのだ。

死相というのは生物の最後強く現れ、見たくなくても占いを続ける俺たち占い師にはみえてしまうものなのである。


気がかりであるのだが。病気であるのだったりするのであればしかたのないことで、放置することも致し方ないことでもあるのだ。


「アメリカ発だとは言ったものの、俺はアメリカ人の味覚は一番信用していないところがあるし、味よりも、安全生の面は中国なみだと自負しているが、そこは保障してもらえるのであろうか?」

「まぁ、その辺は問屋が保証するよ。なんせ俺に慰謝料なんて、やめてほしいもんだ。」

「せめて売りつけたもんくらい保証しろ!まあ、なんだし俺が1個毒味してやるよ。死んでも慰謝料なんて要求しねぇよ。まぁ、原価くらいは返してもらおうかなぁ。」

僕はとりあえず赤色の飴を食べた。

苺であろうという感覚で食べてみた。

しかし味がしなかった。

無味なのだ。

例えるならプラスチックを口に入れている感覚だ。なんとも気持ちが悪い。

疑っていたはずの味がしなかった。皆無なのだ。

「ん?おじさん!味がしねぇじゃねぇか!これはなんだ、甘くもねぇ辛くもねえ、新手のロシアンルーレットか、それともどっきりなのか!?」

「やだなぁ頭くん、僕も実際食べたんだぜこの缶々。美味しかったぜぇ、因みに俺が食べたのはこれ!メローン味!」

「はいはい、メロンねメロン。でも無味なんだぞ、味がしないんだぞ、大問題だ!」

おじさん「こっちの赤は因みに苺ではなくアセロラだったぞ。」

そんなこと言われても味がしないならどんな理由が。

「とりあえず会計ね、いくら?」

「1000円くらいかな?」

「たかっ!ていうか、曖昧に金額付けるなよ」

「ワルイワルイ、んじゃ1000円です!次は言い切ったこれで、千円獲得だね!」

「獲得だね!・・・・じゃねぇーよ!高えってんだよ。駄菓子屋に1000円の飴があるのが問題だし、中学3年に高額ドロップ売りつけることにも問題がある。いっそ店名を「この駄菓子屋には問題がある」略して「この駄」くらいにしたほうがいいな!」

「まぁ、輸入品だし、経営難だし払ってくれよ〜。店名もれなく改名してもいいぞ!」

「あーあー払うよ。払うよ。払えばいいんでしょ!ちなみに改名はするな!名付け親であることが恥ずかしいから。」

「やった!これで倒産回避!」

「回避できるか!」

「とりあえず1000円はいどうぞ!」

その時だった。おじさんの手から火がついた、一瞬で燃えあがった、おじさんの体がにガソリンが撒かれていたかのように一瞬で火だるまになる。

僕はあっけにとられた。

「う、うわーヴアァァァァァァ!!」

その場の状況のおそろしさ故、後ずさりを余儀なくされる。

「助けてくれェ。タァスゲデグレェーェェ。グルシィィアヅイイタイガゥアエ‼︎」

その時外でアイスを食べていた夢宮が駆けつける。

「はぁ‼︎なにこれ!大変!潤!水!おじさん死んじゃうよ!!」

それを言われ我に返った。

しかし消えない。この炎は消えないのだ。

炎のようだが燃え移らない。そして消えない。

いきなりの発火。

水をかけても・・・消えない

どうしようもない。

逃げる?と思ったその時。

??「ダラシないし魔力皆無この世のゴミね。」

「なんだ??」

何処からともなく声が聞こえる。

そして風が吹いた、正確には風が見えた。

薄く青がかった風だ

肌には決して感じない風が

そして炎と共に吹き去って行った。

??「ダラシないわねあんた。それでも男。男とは何でもできると教えられてきたのにこれじゃあねぇ。ゴミね。あーあゴミゴミゴミゴミ。私だったら自殺してるわ。」

ダラシないのは認める。だがいろいろへんけんが多すぎる

そんなツッコミを入れたいのだが、そんな場合ではない。

おじさんは丸焦げだ

死んでいる

焼き死体になっている

「これ。俺のせいなのか!?俺が殺したのか!?」

??「イヤー。そうとも言えるがそうとも言えないねぇ〜。半分殺人半分事故と言ったところだね。まぁ〜今回見たいに知識無しの状態なら、事故で処理でしょうね。」

「これは何なんだ。あとお前は誰なんだ?」

??「私はメーシー魔法少女だお!そしてこれはマジケルドロップ!魔界から流出した魔法道具のひとつだね。魔法道具と言っても低級道具だけどね。簡単に人間くらい死んじゃうけど。」

「魔法道具!!」

魔法道具があることに驚いたと同時に、人間界に存在する魔法道具がこれだけでないことがわかるいいまわしをされたことが気がかりだ。




初投稿どうでしたか。

週一のペースで頑張って投稿していきます。

皆さんの暇つぶしにでもなると幸いです。

末長くお願いします!

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