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悪魔リリスの復讐譚  作者: 猫みかん
第一章-海の悪魔
9/22

ジロジロ見ないでね




海と言えば、海の家がある。



その海の家にレンタル更衣室があり、そこで、各自水着に着替える。




姫咲さんの水着が早くみたい!そんな思いで、急ぎ目に着替えた。






着替えが終わり、予め決めていた集合場所に向かう。





その集合場所にはまだ誰も来てなかった。




「俺が一番乗りか、早く見たいな…姫咲さんの水着」





残りの四人を待つ。






…………







しかし、一向に現れる気配がしない。







何かあったのだろうか。






その時だった。




「すみません!お待たせしました、魔王様」




リリスが来た。




黒いパーカーと白いスカートを履いてるリリス。




「どうしたんだ?何かあったのか?」




「それが、菜月さんが突然恥ずかしくなったって言って更衣室から出てきてくれなかったので…連れてくるのに時間が掛かってしまいました」





なにその可愛い姫咲さん。見てみたかった





「そ、そうなんだ…。で、肝心の姫咲さんは?」








「………こ、ここだよ。……その、恥ずかしいからあんまりジロジロ見ないでね……」




後ろから声がしたので、振り向くと、そこには白い服と青い短パンを着た姫咲さんが、遥に隠れながら、いた。




「兄さん、ごめん。遅れちゃった…。じゃじゃん!どう?私の水着!可愛いでしょー!」




そう言って、着ている水着を見せつける遥。



遥のみ上に何も羽織っておらず、水着のまま現れた。




あいつには恥ずかしいという感情がないのだろうか




遥らしいっちゃ遥らしいのだが……





「魔王様!その、私の水着もどうでしょうか?魔王様の眷属として相応しいでしょうか?」




リリスは羽織っていたパーカーとスカートを脱ぎ、言う。




黒単色のビキニのリリス。その顔は、赤く染まっていた。




「おう、似合ってるぞ!リリス、最高だ」





「本当ですか!?ありがとうございます魔王様!」




「ねー!私は?」




「ん?遥も似合ってるぞ?」




「遥も!って何!?次いでみたいじゃんかー!ちゃんと見てよ兄さん!」




物凄く不満げに怒った遥を見て、少し緊張がほぐれたのか姫咲が笑った。




「後は菜月さんだけですよ!魔王様に見せてあげましょう!」




「リ、リリスちゃんが言うなら……。氷上くん…へ、変でも笑わないでね?笑ったら怒るよ!」




そう言って、ゆっくりと服を脱いでいく。





その姿が既にエロく見える。




何を考えているのだろうか





姫咲が着ていたのは、リリスと正反対の白のビキニだった。




清純派な姫咲さんにぴったりの水着だと思う






と、ここで一人いない事に気がつく





「あれ?レヴィは何処行ったんだ?」




「あれ!?さっきまで私と居たのですが…。何処に行ってしまったのでしょうか」




リリスが曰く、レヴィも水着に着替えて、リリスと共に居たらしい。




しかし、水着の見せ合いをしている間にレヴィが消えてしまった。







その時だった。





一人の男性の怒鳴り声が砂浜に響いた。





「クソガキ!テメェ何しやがるっ!!」




その方を見ると、そこにレヴィがいた。





「それはこっちのセリフだ!ポイ捨てをするなって言ったんだ!海を汚す奴はボクが許さない!」






というより、レヴィがチャラい男と女の四人に絡んでいた。





「ちょっ!!レヴィの奴何やってんだよ!あのバカ!」





「ど、どうしましょ、すみません、私がちゃんと見ていなかった為に」




「とりあえず止めに行くぞ!これ以上大事になるとめんどくさくなる」





大嫌いな人間に海を汚されたレヴィは怒り狂っていた。





「ちょっと、すみません!レヴィ、何やってんだバカ!……ほんとすみません、うちの連れが迷惑掛けてしまって」




喧嘩が始まっていた所の人だかりの中を掻い潜り、レヴィの元へ向かった。





「あぁ?お前がこいつの保護者か?ちゃんと見てろよ…このガキいきなり俺たちに向かって石ころ投げてきたんだぞ?」




石ころって……可愛いな、おい





「何?誰も助けてなんて言ってないんだけど?これはボクの問題なんだから引っ込んでてよ」




「そんな訳にいくか、一応俺はお前の保護者代わりなんだから、変な揉め事起こしてんじゃねぇーよ」




「うるさいなぁ…」






その時だった。鈍い音と共に左頬に強い衝撃が走った





そう、殴られたのだ。




「テメェ…調子に乗んなよ。保護者なんだよなぁ…じゃあ責任取ってもらおうか?あぁ!?」




倒れ込んだ俺にのしかかり、殴打し続ける。




周りからは悲鳴が聞こえ、助けを呼ぶ声もした






「………」





それを横で見ているレヴィ。




助ける訳ないよな、俺は死んでほしい対象なんだから






「なんとか言えよ!おらぁ!」














「…………おい。お前……私の魔王様に何してんだ?」





のしかかっていた重さが急に軽くなる。





よく見ると、リリスによって、片手で顔面を鷲掴みにされて宙に浮いていた。




「……私の魔王様に傷付けたんだよな?いいか?魔王様に危害を負わせる奴に命の保証はしない。擦り傷一つ許さない」




ここからでも聞こえる。



ミシミシと頭の骨が鳴る音が。





掴まれた男はピクリとも動かず、声も上げない






リリスはそのまま砂浜に投げつけた





「他の三人…お前達も同罪だ。償え」




俺に手を出した時のリリスは人格が変わる。凶暴な、悪魔そのものに




「待てリリス。やめろ、これ以上問題を起こすな」




「しかし魔王様!こいつら魔王様を」



「命令だ!従え!俺たちはここに遊びに来てんだろ?余計な事はしなくていい」





「わかりました……。」





倒れた仲間を連れて、逃げていくチャラグループ






「ひ、氷上く〜ん!だ、大丈夫!?……って酷い怪我してるじゃない!病院行かなきゃ…」




「大丈夫だよ、姫咲さん。すぐ治るから」





心配して駆けつけてきた姫咲さんを宥める。






辺りの人だかりが徐々に少なくなり、警察なども呼ばれずに済んだ。








この後、リリスによって怒られたレヴィの事は内緒にしておこう…。

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