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相変わらずの毎日が過ぎ、気が付けばすっかり寒くなった。
いつも通り目を覚ましいつも通りの今日が始まると思っていた。
『あっ』
思わず声が出る。目の前に広がるのは白一色の景色、この辺りでは雪が降ることは珍しい。僕は寒さも忘れ、ただ静かで動くもののいない景色を見つめていた。
『あなたはこの景色がどう映るのかしら』
突然話しかけられ僕は振り向く。誰だろう、そこには見たとこの無いかわいらしい少女が立っていた。
『あなたは消し去りたいのでしょう』 少女は静かにほほ笑むと突然目の前から消えた。
わけもわからず、でも体は勝手に森へ進む、習慣とは怖いもので天候に関係なく僕は薬草をとりに森へ。
『今日は変な日だな』
薬草を採取しながら独り言をつぶやく。
『変な日だって、変わらない毎日は変じゃないのか』
この森に僕以外の人・・・背中から聞こえる声に振り向くと、腹を抱えて笑い転げる見たことの無い少年がいた。
『君、この森は危ないよ、それにそんな大きな声出したら獣が寄ってくるよ』 僕が話しかけると少年は急に真剣な表情をして。
『消せばいい、何もかも消し去ればいい、お前ならできる、できるはずだ』
何を言っているんだって思った瞬間、少年は目の前から姿を消した。
もうわけがわからない、でも僕は必死に薬草を探す。最近は兵士が直接村に薬草を取り立てに来るようになり、村長からもっとたくさん採ってくるように怒鳴りつけられていたから。
最近では少しでも量が足りないと殴りつけられるようになった、なんで僕ばかり。
動物たちと会える時間も減り、比較的安全な場所の薬草はほとんど残っていない。でもこのままじゃ、薬草をもって帰れなければ遅かれ早かれ僕は・・・
僕は森の奥へ一歩、また一歩と踏み出した。




