日常1
この話の主人公は自サイトで相方が連載していた
スピンオフのキャラクター「遠江 誠」視点になっております。
「遠江 誠」のお話が気になる!という方は
自サイト`ecarlateまで遊びにきてください♪
いつものように決められた曜日、
決められた時間にいつものスタジオに足を向ける。
今日の撮りはここ何年か続いてるアニメ。
仲間達との息もバッチリで
仕事に好き嫌いはいけないのはわかっているが
好きな現場の1つだ。
最近はそれにもう1つ楽しみができた。
今年このスタジオの親会社に就職し
ここに配属されてきた俺と同じ読みの名前を持つ女の子。
反応が一々面白くてついついからかってしまう。
そんな俺を槇は悪趣味だというが楽しいんだし
向こうも俺に対する気持ちを隠そうとしても
隠しきれてないのがかわいい
やっぱ俺、悪趣味かもしれない。
でもギリギリの境界線は守ってるし
彼女が必死な姿を見ると仕事にもやる気がでるんだし
そんなある日、槇がピンク色のヘルメットを抱えて仕事場にやってきた
あいつには不似合いなその色に何かあったなと、すぐ思い付く。
それは昼食に向かった先ですぐわかったんだけど。
長年こいつを見てきた俺には
彼女が槇の中に座りはじめたのを本人より先に気がついた。
態度がすでにいつもと違うのに本人は気がついていない。
いや、気がついたのは俺くらいか。
それくらいあいつは自分の心に線を引き
他人を踏み込ませようとしないから。
実際俺ですらどこまで内にいるのか…
まあ他の奴らより内だという自負はあるけど
槇だけじゃなく、実は俺にも転機が訪れてたこと
それに俺が気がつくのはまだもう少し先のこと
槇と彼女を見てたら気がつけば自分もドツボにハマってた
そんな日常
短くてすみません(汗)
次回はもうちょっと長いのをあげたいと思います~