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全てを失う覚悟はあるか?

男は廃墟にたどり着き中に入る

息を荒らげながら男は喋る

男「お前の言う通り来てやったぞ」

物陰から音もなく出てきた怪しい人物はフードを深く被り顔を見ることが出来ない

謎の男「全てを失う覚悟はあるか?」


男「覚悟ならここに

向かう前から既にある」

謎の男「愚問だったな…

さあ始めようか!男と男の

プライドをかけた戦いを」


達人同士の戦いは戦う前から始まる

長い沈黙の中で幾重にも重なる死闘が目の前で繰り広げられていた。

雲に隠れた月明かりが周りを照らしたその一瞬、勝負を決めたのは男だった。

謎の男の胸には赤く染まったナイフが刺さっていた。


謎の男の胸から血が滴り落ち、その場に倒れ込む。

男は脇腹に突き刺さったナイフを引き抜くとその場に捨て、血が滲んだ手で脇腹を抑え歩き出す。

男は廃墟の奥に歩いていく。

廃墟の奥にある扉を開くと、そこには真っ白な部屋が広がっていた。

男は目の前にある椅子を眺めていると、椅子に座った20年後の自分がご飯を食べている。

男が手に持った食器を落とす。落とした食器を拾おうとした男の目線の先には15年後の自分がベッドで横たわっている。

男はベッドから手を伸ばすと、美しい女性が男の手を取る。

赤子となった男は女性の胎内へと入り込んでいく。


女性が産婦人科で赤子を産んだ。

その赤子の脇腹には切り傷のようなあとがついていた。

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