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BLACK/KNIGHT  作者: sprite ch
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第12話「容赦ない厄介者①」

打ち上げが終わり、会議をするため校舎へ戻った色原一行は校内が荒らされていることに違和感を覚えた。その真相を探るべく敷地内を捜索し始めた。

その頃、色原と桃井は校舎を調べていた。

「(色原彩人)ダメだ!どこにもいない」

「(桃井美玲)街にまで行かれたら上の人から何を言われるのかわかりませんよ!」

「(色原彩人)桃井さんの上は俺と大将軍様しかいないと思うけど…。でも、黙っていないのは国の政府の方じゃないかな」

ちなみにこの会話は無線での会話である。

「(?)おい、ハッキングはまだか?」

「(?)今やってる!ちょっと待っとけ!

「(?)早くしないと見つかっちまうぞ!」

「(?)分かってるよ!…よし!できた!」

すると校内の照明が「ガチャン!」と一瞬で消えた。そして月の明かりだけが廊下に降り注いでいた。

「(色原彩人)なんだ?ブレーカーでも落ちたか?桃井さん?桃井さん!桃井さん!」

色原が桃井の無線に呼びかけようとしても応答がないと思ったが、そもそも無線自体が使用不可能な状態になっている。

「(桃井美玲)照明が消えて…無線も繋がらない…?もしかして!」

桃井はとある場所へ走って行った。

その頃、三峰と伏見は…

「(三峰理恵)とりあえず、寮の方は問題ないみたいですね」

「(伏見麗華)今のところはな…ってなんだ?」

2人の背後からとあるナイトが走ってきた。

「(ナイト学生)すみません!お二方!」

「(三峰理恵)どうしたの?」

「(ナイト学生)あっ…って三峰(小声)」

「(伏見麗華)いいから早く要件を言ってくれないか!」

「(ナイト学生)寮の食堂にシャドーが!」

「(伏見・三峰)なんだって!」

そして2人はそのナイトに連れられ食堂まで走った。しかし…

「(伏見麗華)誰もいなじゃないか?」

「(三峰理恵)荒らされた形跡もありませんね」

「(伏見麗華)一体どういうつも…」

「バンッ!」

伏見がそう言いかけた瞬間、背後から銃撃された。

「(伏見麗華)っ痛!」

銃弾は伏見の左腕にヒットした。

「(寮のナイト達)なんだ!?誰が撃った!?」

寮暮らしのナイト達が部屋から出てきて食堂の方へと降りてきた。

「(?)ッチ!外したか」

「(三峰理恵)伏見さん!ってすごい出血…どうして撃ったの!」

「(?)俺らの師匠をコケにしたお返しがしたくてね」

「(寮のナイト達)お前ら…あの人の言葉を忘れたのか!」

「(?)忘れてなんかない、あの人にされた恩は返しきれねぇ…だから俺らは俺らなりの恩返しをする」

「(三峰理恵)意味がわからない!なんなのアンタ達!」

「(?)俺たちは紅薔薇さんの弟子だった者だ」

「(三峰理恵)紅薔薇って…私たちはコケになんかしてないわ!」

「(紅薔薇の弟子1)アンタは!してないかもしれない。用があるのは「将軍」とか気取ってるあのクソガキだよ」

「(紅薔薇の弟子2)あいつw試合の時に出てきた割には全然活躍したって話聞いてないしなw」

「(紅薔薇の弟子3)ほんとだよwそれに比べて俺たち3人は大手企業の社長息子だぞ!それなのにあんなポッと出の一般人に仕切られなきゃ行けねぇんだよ!」

ここで三峰が話の間を割って話し出す。

「(三峰理恵)というか、彩人君に用があるならなぜ私たちを襲うの?」

「(紅薔薇の弟子1)あのクソガキの実力はしらねぇけど、クソガキに就てるアンタらの実力は知ってっからよ〜先に排除しちまえば楽だって思ったんだよ」

そんな中、伏見が左腕を押さえながら立ち上がった。

「(伏見麗華)アンタらに倒させるような人じゃないぞ…将軍様はな…」

「(三峰理恵)伏見さん、あまり動かない方が…」

「(紅薔薇の弟子1)ごちゃごちゃうるせぇな!俺たちの邪魔をしたいならここで死んでもらうしかねぇな!」

「(寮のナイト達)やめろ!あの人はこんなこと望んでいなかったはずだ!」

しかし、そんな言葉に気に求めず紅薔薇の弟子達は伏見と三峰に銃を向け引き金に指をかけた。

「(紅薔薇の弟子達と?)終わりだ!」

その瞬間「バババンッ!」という銃声が響いた。

「(紅薔薇の弟子達)っ痛てぇ!」

銃声と同時に弟子達の手から拳銃が吹っ飛ばされた。

「(三峰理恵)え?なんで!?」

「(?)寮でのルールを忘れたのか!権力バカトリオ!」

「(三峰理恵)え?石塚先輩!?」

「(石塚被官)ここは俺に任せて早く病院へ!」

そう言われて三峰は伏見を抱えて走って行こうとしたが…

「(紅薔薇の弟子1)行かせねぇ!」

紅薔薇の弟子がジャケットの内側から隠し持っていた拳銃を取り出し三峰達へ発砲した。

「(?)2人とも大人しくしといてね!」

その瞬間、誰かが三峰達に抱きついた。

「(三峰理恵)教官!?」

「(桃井美玲)テレポート!」

三峰達は桃井によって一緒に転送され一命を取り留めた。

「(石塚被官)よかった」

その瞬間「バンッ!」という音がし、弾丸は石塚の方へと向かっていく。

「(石塚被官)!?」

一体どうなってしまうのだろうか

第13話へ続く

紅薔薇の弟子達によってピンチになった三峰と伏見の元に桃井や石塚が駆けつけた。しかし容赦なく銃撃してくる弟子達によって石塚が銃撃されそうに…。この状況をどのように打開していくのだろうか。

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