表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/55

第三十七話 ハイスコア・ゲーム(6)


翌日。

複雑な気持ちを迎えた朝。

俺はいつも通り優花里と小姫の3人で登校している。


今は永遠乃芽衣が創り上げたクソゲームに巻き込まれていて、それに勝たなきゃいけない。それなのに俺の頭はぐるぐるだ。


優花里は小姫を狙っていた製薬会社の人間だった。


でも、自身曰く、小姫と友達になったからそれは辞めたらしい。そして優花里は俺の事を好きだと言った。俺は優花里に俺は小姫が好きだと言った。それでも優花里は諦めないと言った。


勝手にまとめると、歪な三角関係なのかもしれない。


仲良く登校している風に見えるのに。

俺は知りたい。小姫の気持ちを・・・

でも今はこのクソゲーに勝たなきゃいけない。

場面は切り替わり放課後。俺は生徒会室の前にいた。


ガラガラガラ。

扉を開ける。


「よぉ」

俺は馴れ馴れしく生徒会室に入る。

・・・永遠乃芽衣ひとりしかいなかった。


「あら?生徒会の人間じゃない方が、どうしてこちらへ?」

「ちょっと待て。お前の取り巻きは何処に行った?」

「何を仰ってますの?もう帰りましたわ」


「単刀直入に聞く。シールはどこだ」

「教えてもらえるとでも?」

「おもっちゃねーよ」

「じゃあ、何故ここに?」


永遠乃芽衣。お前が金でシールを集めたように・・・俺も・・・


「取引をしにきた」


「シールの取引ですか?」


「ああ」


「残念。私はいくら金を積まれても、シールは渡しませんわよ」


「俺は金で取引なんてしない」


「じゃあ何ですか?」


俺の取引の材料・・・それは・・・



「お前だ」



俺は生徒会室の扉を閉め、内鍵を閉めた。



「どういうことですの!?」

「籠城だ。俺はお前とここに立て篭もる。お前の解放条件、それはお前達のシールを俺に渡すことだ。ラッキーだ。お前の取り巻きがお家に帰っていてくれて」


「ばっ、馬鹿な事を!」


「俺は本気だぜ」


俺は扉の前で座る。


「大方見当はついてんだよ、お前の側近たちにシールを持たせ、コスいやりかたで姿を眩ませてんだろ。やる気になればそいつらはゲーム終了まで休む事だって出来る」


「なっ・・・生意気を!」


「永遠乃芽衣。今すぐ仲間に連絡を取れ。そしてシールを渡せ」


「そんな事しませんわ!」



長い戦いになりそうだ。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ