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第二十八話 迎え撃つ(5)


「君ィ!少し見直した!爺やと3人で車に乗って逃げなさい!」

小姫父が指示を下す。


「はい!」

「すぐに車へ!」と爺さん。

俺たちはすぐに階段を降り、外へ向かう。

その時、小姫が足を挫いた。


ったくコイツ・・・


「意外と、重いな」

「お前、次言ったら解雇」


俺は小姫を、お姫様抱っこで抱き抱え、階段を降りる。


「何があったの!?」

1階にいた女医、心身清美が飛び出してきた。

「敵襲です!」

「はぁっ!?」

「清美サマ、逃げましょう」と爺さん。

「私はサテラに連絡しておきます」

そう言って女医は建物に戻った。


・・・サテラ???



俺たちはすぐにハイヤーに飛び乗り、今日は爺さんの運転で車を飛ばす。



とりあえず、一安心、と言うべきか?



「お父様・・・お母様・・・」

小姫は両親を心配していた。



俺は状況を整理した。

俺たちは何者かの爆撃を受けた。

何故この場所がバレたのかは分からない。

俺はとにかく命令を受け、今俺と小姫と執事の爺さんで逃げている。


小姫の両親は家に残った。

迎撃する為?


ひゅーーん、と音がする。

普通の街中で、ミサイルが飛び交っていた。

どん!どん!ばん!

やば!映画じゃん!戦争かよ!


「小姫、心配すんな。俺がいる」


俺はなんとなく格好つけてみた。



「・・・」

小姫の手が、俺のズボンを掴んでいた。不安なんだ、コイツ。



「爺さん?どこへ?」



「律様にはお伝えしていませんでしたね。こういった緊急時の動き方・・・」

「あ、ああ・・・」

「緊急時は二班体制。我々はまず小姫様を守りつつ、姿を眩まします。これが移動班。そして、追手を殲滅する、それが迎撃班。小姫お嬢様のお父様が今それをやっています」


げ、迎撃班。

そういえばあの日もそうだったな。


「我々は小姫様の居場所を再び隠す事、そして迎撃班は完全なる排除を行います・・・とはいえ、小姫様を狙う輩が続々と現れては来ますが・・・」

おい、爺さん、そういう事は今、言わなくていいよ。



「爺さんの運転に任せるぜ!」

「お任せください」


・・・にしても、迎撃班の消費カロリーエグく無い?


「そもそも敵の殲滅なんて出来るのか?」

「ええ・・・迎撃班は分けるとさらに3つの組織で構成されてます」


「えっ?」


「直接迎撃を行う、メインの迎撃班。そして、暗躍行動で先手を打つ暗躍班・・・そして、最後は・・・」



俺は窓を見る。



う、嘘だろ・・・



空からビームみたいなのが落ちている。



そらから戦う、宇宙班。通称サテライト」 



さっきのサテラ、ってそのことか。



車に無線が入る。



ー〝迎撃完了〟ー



俺はお姫様抱っこで小姫を運ぶ事しか出来なかった。

それでも、なんとか守れた。



つーか、急に規模デカくなり過ぎ!!!

心臓持たねーよ!!!!!





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