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第二十六話 迎え撃つ(3)


「驚いたわ・・・」

全裸の俺を見て、熟女女医の心身清美は顔色ひとつ変えない。


俺は服を脱ぎ、CTスキャンを受け、血を採取され、頰の内側の細胞を取られ、オシッコを取られた。


ってか、全裸である必要無くね!?



「あ、あの、お医者さん?そろそろ服着たいというか・・・」

「気にしないで律くん。私は年下のハダカに興味なんてないの。この通りなんとも思わないわ」

「えっ、いやぁ、俺が・・・」


俺は診察台の上に固定されていて、これはこれである種のプレイみたいになっていた。


「それにしても、元気がないわね」


じーっと、女医が俺の股間を凝視している。いやある意味ヤバイけど、緊張が勝っていて、興奮はない!だから尚更恥ずかしさしかない!なので服を着させてくれ!



「寒いです、先生」

「もうちょっと頑張りなさい」

「ええ・・・」


「あれを見なさい」

先生が指をさした先にはレンジぐらいの大きさの箱があって、タイマーがついている。残り2分程度だった。


「あれが終われば診察終了よ」

「あれって俺の血が入ってるやつですよね?どうして採血してるのに俺は拘束されて服着せてもらえないんですかっ!」


「貴方が不正を働く可能性もあるからよ」


なるほど、言われて納得してしまった。



そう、俺は爺さんに頼まれ、精密検査を受けていた。



小姫の特異体質・・・

触れたところから火傷していくその体質。

しかし俺が触っても火傷しない小姫。


ー〝小姫様自身は自分の身体を診ようとはしませんし、我々も強制は出来ません〟


ー〝もし、律さんが嫌ではなければ、律さんの身体を調べさせていただきたい〟


ー〝小姫様を救う、なにかが見つかるかもしれないのです〟


そう、あの爺さんに頼まれた。

あの爺さんに頼まれたら断れないし、小姫を救う為なら・・・という事で俺は全裸で拘束され、熟女に股間を見られている。



ピーッ!

タイマーが終了し、診察が終わった。






服を着ている最中、先生はずっとパソコンとにらめっこしている。


「・・・律くん、あなた、過去に病気を患った事とかは?」

「ありません」

「親が何か持病持ちとかは?」

「うーん、父親がポリープ除去手術を受けた事があるぐらいです」


靴下を履き終え、元の姿に戻る俺。



「やはり・・・驚いたわ・・・こんな事って・・・」

女医は顔色ひとつ変えない。



「なっ、何ですか?」




「あっ、貴方、普通過ぎるわ。普通の人間よ」



ええっ!?

俺には宿られし何かがないの!?




「とりあえず4階に行きましょう。鹿美華家の皆さんがいますよ」



マジか!小姫に会える!

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