表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/55

第十八話 秘密(5)


「えっ?どうして顔隠すの?」

俺の問いかけに男はメニュー表で顔を隠したままだ。


「おおお、俺は知ってるんだぞ」

か細い声がメニュー表の隙間から漏れてくる。その言葉に俺は片方の手を尻ポケット付近に置く。・・・武器を潜めている。


「何の件だ」

俺はそう言って、メニュー表を取り上げた。



「おぉー!お前の秘密!知ってるんだぞ!」



姿を表したのは、座っててもわかるぐらいの低身長とおかっぱ頭で色白童顔、小学生みたいなヤツだ。


「俺の秘密?」

「あ、あぁ・・・お前らはゔぐぅ!」

俺はテーブルの押しボタンをおかっぱの口にぶち込んでいた。


「余計な事を喋るな。お前は誰だ?」


「ぼぉぅ!ぼなじぐらずの!アマヤマだよ!」


アマヤマ?知らないだけか・・・

俺は言うて登校2日目。クラスメートの顔と名前は一致してない。



「どうして俺たちの後をつけている」



「ぼ、ぼまえみだぃなドウテイが、優花里タンと仲良くしてるのが許せないんだ!」



えっ?



優花里たん!?

ちらっと優花里を見てみる。ヤレヤレみたいな、顔をしていた。


「お、お前、それが理由なのか?」


それはいわゆるストーカーの逆恨みって奴じゃねーか!


「そ!そうだ!優花里タンは僕のフィアンセだ!お前なんかに渡さない!」


なーんだ。

小姫は関係なさそうだ。


「それで?俺の秘密?何を知ってるんだ?」

「おっ!お前達!同じマンションに住んでいるな!!!」


それかよ!

つーか転校初日にコイツは俺たちを尾行していたのか?


「だったら何だお前!」


「ぼ、僕の優花里タンに手を出したら許さないからな!」

「何言ってんだお前!あんな女に手ェだすわけねーだろ!」


その時。

目の前に黒い影が。

アマヤマが吹き飛んでいる。


その後、俺の顔面に衝撃。


「ストーカー!最低!」

飛び出した優花里がアマヤマに吐き捨てる。

ひぃ、と言いながら店を飛び出すアマヤマ。


「ったく、ストーカーだなんて参ったよなえっブフッ!」


優花里の鉄拳が俺の腹に直撃する。

その手が震えていた。



「最ッ低!!!!」




えっ?

優花里・・・?


スタスタと去っていく優花里。



泣いてた???



どういう事!?




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ