特定の友人には読んでほしいもの
夜の街で働くお姉さんには
ぼくの意識の及ぶところに
秘めた思いがあるとは
とうてい思えない
欲だったり
意欲だったり
仲良しの同僚から
牽引されるように
仕事を覚えたり
好きとか
好かれているかとか
考えても
永遠に答えは浮かばない
はじめから
そこを切り捨てて
自分の気持に
焦点を当てていれば
すこしはましな
展開もあっただろうと
いまさらに
反省
ぼくにとっては
愛というのは
感情でもなければ
気持ちでもない
好きは素直な思いだし
素敵な人だと思うのは
感想なんです
ぼくにとって愛とは
足跡であって
ぼくが君のために
なにをしたかなんです
それを考えると
ご褒美として
セックスしたりは
君の気持ちなのであって
いつもしたいしたいと
求めるぼくは
蜜を欲しがる何某かな
わけでしょう
だから
そばにいて
いるから求めて
それを許すとか
受け入れるとか
おなじ気持ちに
なってくれるとか
ぼくはそれに
甘えるわけです
そんなとき
どうしても伝えたくて
愛と表現します
だから
どれくらい
君のためにできたか
ぼくにはそれしか
許されません
君は受け取るだけ
なのです
そんな中で
1ミリでも
好きだとか
そばにいて欲しいとか
また会いに来てとか
言葉をくれたりとか
ただ一生懸命
目を見て
まっすぐに
話してくれるとか
そんなときに
手入れされた
髪がきれいだったり
いい匂いがしたり
無垢な寝顔だったり
するから
たまらなくなる
ぼくの表現と詩の元は
これなのです
むしろ縁があるとは
向き合えること
出会っている時点で
気持ちが確認できるから
たいていの人は
ぼくには美しいわけです
そもそも
通りすがるだけの人は
ときにみにくく
傲慢だったり
怒っていたり
ぼくの博愛とは
そうゆうことなのです
けっして
見たもの全部だとか
そんなものは
自然にもありません
蜂だって
人間に遠慮して
やむなく刺すだけなのです
スズメバチは怖くて
わかりませんが
その他の蜂は
もしかすると
人間のことを
大好きなのかも
しれませんね
けっきょく
飲み屋のお姉さんとは
なにもありません
この詩は
いままでの
自分の気持ちの傾向の
本音の部分なんでしょう
髪がきれいなのは
ビジネスに生きる同世代の友人
信仰の友でもあります
寝顔が無邪気なのは
生涯の伴侶
求めて
応えてくれたのは
過去の何某さん