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第四十三話 奪還への異音

 三日後。

 本格的な反攻作戦が始動したとは露程も知らない、西方軍集団の司令部の天幕では、椅子に腰を下ろしたミハセギ将軍が、貧乏ゆすりを行っていた。

 その原因は言わずもがな、二週間程前に、本土の軍上層部よりもたらされた、増援との合流後に進軍を再開せよ、との厳令であった。


 ミハセギ将軍の本心としては、空軍部隊と補給部隊が到着し、進軍を再開させようとしたタイミングの直前という事も相まって、この厳令には苛立ちを覚えさせられた。

 だが、軍上層部からの厳令とあっては、無視する事もできず、従う他なかった。


 また、既にミハセギ将軍を含め西方軍集団の司令部の面々には知らされていなかったのだが。

 マレ海における海戦で帝国軍が大敗した噂が、既に西方軍集団内にも広がり、その内容もさる事ながら、士気に少なからぬ影響を与えている事もまた、苛立ちを募らせていた。


「モォーッ!!! 一体増援は、いつになったら到着するのだぁ!!」


 ミハセギ将軍の怒気を含んだ質問に、参謀の一人が恐る恐る答え始める。


「な、何分急遽決定した為、準備に時間がかかっている様で……。到着は、い、一週間後の──」

「一週間後だとぉーっ!! モォーッ!!! 既に二週間も待っているというのに、この上更に一週間も待たねばならんというのかぁーっ!!!」


 ミハセギ将軍の雄叫びの様な声に、参謀たちは皆視線を逸らし、身を縮こまらせる。

 それから暫くして、漸く落ち着きを取り戻し、最後にふんと鼻を鳴らしたミハセギ将軍。

 そんなミハセギ将軍の様子を見て、参謀たちが内心安堵のため息を漏らした、刹那。


「き、緊急! 哨戒任務中の空軍のワイバーン部隊より、正体不明の黒点が北西の空より接近中との報告です! 数は、四十以上との事」


 魔石通信機を使用し、部隊間の通信を担っていた通信兵の一人が、慌てた様子でそう告げる。


「な、何だって!?」

「北西の空……。まさか、前衛軍が遭遇した奇妙なワイバーンか!?」


 報告を聞き、騒然となる参謀達。

 一方ミハセギ将軍は、落ち着いた様子で命令を出し始めた。


「モォーッ!! 何をしている! 全軍に警戒を発令、直ちに対空戦闘用意だ! 空軍のワイバーン部隊に直ちに連絡、地上で休んでいる残りのワイバーンも、全て迎撃の為に発進させろ!」

「は!!」


 ミハセギ将軍の命令を聞き、参謀達は各々の役割を果たすべく動き出す。

 警戒を告げる鐘の音が鳴り響くと共に、天幕等から慌てた様子で兵士達が飛び出し始める。中には、慌て過ぎて着替えの途中で出てきたのだろう、上半身はきっちり鎧を着込んでいるも、下半身が下着姿のままの兵士まで確認できるほどだ。

 また、馬小屋やラッポチ用の整備小屋でも、騎兵や整備兵等が慌ただしく馬やラッポチの出撃準備を進め。

 一方、制圧後、町の近くに新たに建設された仮設のワイバーン用飛行場からは、連絡を受けて、地上で待機していたワイバーン達が、次々と翼を羽ばたかせて大空へと羽ばたいていった。


 その頃、第一報を報告した哨戒任務中のワイバーン部隊は、北西の空より飛来し、瞬く間に鮮明な機影を確認できるほどにまで接近した奇妙なワイバーンの群れ。

 制圧作戦の先鋒である、第二二三戦闘飛行隊の三式艦上戦闘機と、空軍二個飛行隊の三式戦闘機一型、合計五四機と交戦を開始した。

 だが、従来のワイバーン十騎程度では、数も性能も圧倒的優位な戦闘機の群れをを前に足止めすらできず、一瞬でその骸を眼下の大地に墜としていく。


「敵襲! てきしゅーっ!!」

「は、早い! 早すぎる!!」

「まだワイバーンは上がりきってないぞ!」

「バリスタ部隊は敵ワイバーンを何としても迎撃するんだ! 味方のワイバーンが全騎上がるまで時間を稼げ!」


 程なく、五四機の戦闘機の群れが町の上空へと飛来し、既に離陸を終えていたワイバーン達と交戦を開始する。

 数こそほぼ同数ながらも、やはり性能の差は如何ともしがたく、瞬く間に両機種が装備する20mm並びに12.7mm機銃の射撃を受けて、次々とワイバーンを撃墜していく。


「アオイ一番からアオイ七番、アオイ九番。二人とも聞こえるか?」

「こちらアオイ七番、感度良好」

「アオイ九番、同じく」

「地上の飛行場から後続のワイバーンが離陸している、二人で同飛行場を叩け」

「アオイ七番、了解」

「アオイ九番、了解」


 その途中、隊長からの指示で、岩代曹長と晴翔曹長の二人は、地上の一角に確認された仮設のワイバーン用飛行場へと機首を向けるべく、操縦桿を倒し始める。


「晴翔、ワイバーンと地上目標、どちらを狙う? お前の意見を尊重するぜ」

「なら、俺はワイバーンをやる」

「いいのか? もし辛いなら、まだ替われるぞ」

「いや、大丈夫だ。いくぞ!」


 それぞれの攻撃目標を決め終えると、それぞれが操縦する二機の三式艦上戦闘機が、仮設のワイバーン用飛行場へと突撃していく。

 一方、その仮説のワイバーン用飛行場では、地面の土をならしただけの滑走路上で、今まさに、一騎のワイバーンが離陸の為の助走を始めようとしていた。


「敵だ!! 二騎向かってくるぞ!!」

「急いで離陸しろ!」


 二機の三式艦上戦闘機の接近に気付いた兵達が、離陸を援護するべく、対空用に配置していたバリスタで迎撃を試みる。

 だが、バリスタの有効射程を凌ぐ機銃からの機銃掃射を受けて、バリスタ本体ごと射手を務めた兵士達は蜂の巣となる。


 また、離陸しようとしてたワイバーンも、あと一歩及ばず、機銃掃射を受けて、滑走路上に骸を横たわらせた。


「ま、また来るぞ!」


 こうして機銃掃射を終えた二機の三式艦上戦闘機は、一度距離を取り旋回すると、再び機銃掃射を行うべく、再度突撃する。

 次の瞬間、再び機銃が唸りを上げると、飛行場の周囲に建てられていた、ワイバーン用の竜房や竜騎士用の天幕に、機銃弾が降り注いだ。

 コンクリートすら貫く機銃弾を受けて、木造の竜房や防御力など皆無な布製の天幕が無事な訳はなく。蜂の巣となった竜房や天幕には、木片や布片に混じり、鮮血が飛び散るのであった。


 その後、更にもう一度機銃掃射を行い、十二分に破壊の限りを尽くしたと判断し、飛び去って行った二機の三式艦上戦闘機。

 一方、二機の三式艦上戦闘機からの機銃掃射を受けた簡易のワイバーン用飛行場は、至る所に弾痕が作られ鮮血に彩られる等、惨憺たる様相に変わり果てていた。



「ぐん、将軍! ミハセギ将軍!!」

「っ! な、何だ!?」


 町の上空で繰り広げられていた空戦。

 その結果、上空に残ったのは、大和皇国軍の戦闘機の群れであった。

 その結果を目にし、呆然としてたミハセギ将軍を我に返したのは、参謀の呼び声であった。


「北西の空より、新たに奇妙なワイバーンが多数! そ、それも、上空を飛び交っているものよりも巨大で、頭部ではなく翼に謎の羽根車を持っています!」

「何だと!?」

「将軍、どうしますか!? ご指示を!」


 参謀の報告を聞き、何とか指示を出そうとするも、ミハセギ将軍は言葉を詰まらせた。

 対空戦力として最も有効なワイバーン部隊は、飛行場を含めて既に壊滅的な被害を受けた為、戦力的な価値はなくなったと言えた。

 だが、それ以外の部隊については、殆ど被害を受けておらず。

 万に一つの可能性を信じて、地上部隊で対処を行うか否か。


 最終的な判断に迷っていると、ミハセギ将軍の耳に、上空を飛び交う戦闘機とは別のプロペラ音が聞こえ始めた。

 音に気がつき、ふと視線を上空に向けると、北西の空から、参謀の報告にあった翼に四つの羽根車を持った巨大なワイバーンが多数、編隊を組んで飛行していた。


「あれ、は……」


 初めて見るその姿に、ミハセギ将軍は息を呑んだ。

 次の瞬間、突然奇妙な巨大ワイバーンは腹部を開いた。

 そして、町の周囲に設けられた野営地上空へと到達した、刹那。黒く輝く物体を次々と投下していく。


 それを目にした瞬間、ミハセギ将軍は、本能的に死の危険を感じ取った。

 その訳は、姿形こそ違うものの、黒く輝く物体が、ワイバーン・ボンバーが使用する爆弾樽と同じだとの既視感を直感的に感じ取ったからだ。


 気づけば、本能が体を動かしていたのか、参謀の呼ぶ声を背に、ミハセギ将軍はその投下されるものから逃れるべく走り出していた。

 だが、次の瞬間。

 背後から強烈な閃光が溢れると共に、鼓膜を突き破る音が響き渡り、その巨体をいとも簡単に突き飛ばす衝撃波が襲い掛かった。


「がっ!」


 衝撃波に突き飛ばされ、地面に叩きつけられたミハセギ将軍は意識を失う。

 だが、将軍にとってはそれはよい事だったのかもしれない。

 何故なら、皇国空軍の爆撃飛行隊による爆撃により、衝撃波が天幕や小屋を吹き飛ばし、信管の作動と共に炸薬が燃焼し発生する業火の炎が、人も物も関係なく範囲内のものを全て焼き尽くしていく。

 そんな凄惨な光景を目にせずに済んだからだ。




 数十分後。

 戦闘機群、並びに爆撃飛行隊が翼を翻し、北西の空へと消えていく。

 こうして、破壊をもたらす翼は姿を消したものの、燃え盛る炎、立ち上る黒煙、大地を覆い尽くさん骸と残骸の数々。

 地上には、破壊の残滓が一面に広がっていた。


「嘘、だろ……」


 そんな光景を、無残に破壊された整備小屋の瓦礫をかき分け、操縦しているラッポチの投影機を通じて目にした操縦兵は、顔を青ざめながら呟いた。

 その頑丈さのお陰で爆炎や破片から守られ、尚且つ直撃しなかった事も相まって、辛くも生き延びたラッポチの操縦兵。

 だが、地獄の様な光景を目にした彼は、一瞬ここは本当は地獄なのではと錯覚するのであった。


「ん? 何だ、あの土煙は?」


 と、そんな光景を見渡していた最中。

 彼はふと、南西の方角に土煙が上がっている事に気がつき、投影機の望遠機能を使用してその正体を探り始める。


「あ……、あぁ! 嘘だろ!?」


 そして、土煙を上げている正体を目にした彼は、更に顔を青ざめさせながら驚きの声をあげた。

 彼が目にしたのは、爆撃を生き残った西方軍集団の兵達を排除するべく、エンジン音と履帯の駆動音を響かせながら押し寄せる、大和皇国陸軍と海兵隊の陸上部隊。

 それも、多数の戦車や半装軌車等を擁する大部隊の姿であった。


「あ、あんなの、勝てっこねぇ……」


 一方、爆撃を生き残った西方軍集団の戦力はと言えば。

 この二週間程で築き上げた砲兵陣地、更に木製のバリケード等は、先ほどの爆撃でほぼ壊滅し。その他の各部隊も、先ほどの爆撃でかなりの被害を受けている。

 加えて、大砲を積みかなりの速度で地を這う怪物、こと戦車の姿を目にし、どう対処してよいか見当もつかない。


 この為ラッポチの操縦兵は、最早勝敗は喫したと悟り、自分だけでも生き残るべく、逃亡を図ろうとした。

 だが、その時。


「精強なる西方軍集団の兵達よ! 敵が来たぞ!! さぁ、武器を取り、戦え!!」


 搭載していた魔石通信機から、ミハセギ将軍の声が流れ始めた。


「恐れるな! 精強なる西方軍集団の兵達よ!! 彼奴等(きゃつら)に我らの強さを思い知らせてやるのだぁーっ!!」


 怒気を含んだミハセギ将軍の声に、混乱を脱し士気を取り戻したのか、生き残った兵達が、次々と戦闘の準備を整える。

 一方、ラッポチの操縦兵は、将軍の声を聞いてもなお、悲観的な思考を切り替える事はなかった。


(こんなのもう負け戦だ、ただの犬死だぞ。くそ、そんなの嫌だ!)

「おい! そこで突っ立っているラッポチ!!」

「っ!」


 命令に背くことになっても、と考えていた刹那。

 不意に流れたミハセギ将軍の声に、彼は直ぐに周囲を見渡す。

 もしかしたら、別の機体を呼んだのではないか、そんな僅かな希望を抱いて。


「モーッッッ!! 俺の声が聞こえてないのか!? そこのラッポチの操縦兵!! さっさと機体を動かして、先頭に立て!!」


 だが、同じく生き残った三機程のラッポチは、既に命令通りに先頭に立っていた為。

 ミハセギ将軍が呼んでいるのが、自身の操縦するラッポチである事は、疑い様がなかった。


「貴様! 俺の命令が聞けんのか!?」

「す、すいません! 魔石通信機の調子が悪く、返事が遅れました! 直ちに、向かいます」


 最早、選択の余地はなかった。

 彼は、戦って生き残る、そんな僅かな可能性にかけ、覚悟を決めると、機体を動かし始めた。



 そして程なく、遂に陸上戦の幕が切って落とされる。

 その開始を告げたのは、大和皇国軍側で先頭に立っていた戦車の群れ、その主砲であった。

 幾つもの閃光と轟音が現れ、次の瞬間、西方軍集団の先頭に立っていた四機のラッポチは、爆炎と共にその鋼鉄の巨体を四散させた。


 西方軍集団にとって最後の切り札、と言うべき四機のラッポチを瞬く間に失い、愕然とする西方軍集団の兵士達。

 だが、そんな彼らが我に返る間もなく、再び轟音が鳴り響くと、地面が爆ぜ、死の炎と音が奏でられ始めた。

 その中でも西方軍集団の兵士達は、臆することなく突撃を敢行した他。瓦礫などの物陰に身を潜め、突撃してきた戦車の側面や背後からマスケット銃や矢を用いて攻撃するものの、当然ながら戦車を撃破する事は叶わず。

 逆に、射撃時の発火炎で居場所が看破され、残骸ごと戦車の砲撃によって吹き飛ばされる他。

 突撃を試みた兵士達も、戦車の同軸機銃や、後続の三式半装軌装甲兵車一型に搭載した重機関銃の餌食となり。その勇敢さは実る事が無かった。


「こ、こんな、馬鹿な……」


 その様に、一方的な戦闘の様相、それを目にしたミハセギ将軍が愕然としていると、不意に、殺気を感じ取り我に返る。

 ふと視線を向けると、一輌の五式重戦車の主砲と共に、その両翼に展開した三式半装軌装甲兵車一型から降車した兵達、彼らが手にした銃器の銃口も、自身に狙いを定めている事に気がつく。


「こちらは大和皇国陸軍。アリタイ帝国軍の将兵達に告げる。既に勝敗は喫した、直ちに武装を解除し、投降せよ。繰り返す、直ちに──」


 そして、大和皇国軍より発せられた投降を呼びかける声を聞き、それまでアリガ王国と思っていた敵の正体が、脅威足り得ない筈の大和皇国であると知るや。

 ミハセギ将軍は再び闘志を燃やし始めると、愛用の戦斧を地面に突き立て、声を張り上げ始めた。


「聞けぇぇぃっい! 俺は、アリタイ帝国軍随一の猛将にして、西方軍集団の司令官を務めるミハセギ将軍であぁぁる!!」


 ミハセギ将軍の素性を知りざわめく皇国陸軍の兵士達を他所に、ミハセギ将軍は更に言葉を続けた。


「そして! 俺の辞書に、投降という二文字は存在しない!! 俺の辞書に存在するのは勝利か!! しからずんば、死! その、二つだぁぁぁっ!!!」


 刹那、地面に突き立てた戦斧を抜き構えると、ミハセギ将軍は皇国陸軍の部隊目掛けて駆け出し始めた。

 だが、次の瞬間、銃声が鳴り響くと、ミハセギ将軍の巨体を弾丸の雨が襲い掛かる。

 そして、その巨体を大地に横たえたミハセギ将軍は、最期の力を振り絞ると、かすれた声で最期の言葉を発した。


「てい、こくに、栄光、あ……、れ」


 事切れたミハセギ将軍、それに対して、皇国陸軍の兵士達は、彼の健闘を称える様に捧げ銃を行うのであった。



 一方、司令官を失い指揮系統の混乱を招いた西方軍集団の残存戦力は、徹底抗戦を行う者達、武装を解除し投降する者達。そして、逃亡を始める者達の何れかに分かれる。

 しかし、徹底抗戦を選択した数はごく僅かで、それも瞬く間に皇国軍の兵器の前に一蹴されてしまうのであった。


 こうして、陸上戦の開始から数十分後。周囲に静寂が舞い戻り、陸上戦は終了を迎えた。

 結果は、大和皇国軍の勝利であり、アリタイ帝国軍の大敗であった。


 大和皇国軍側の被害は、航空部隊に被害はなかったものの。陸上部隊については、車輛等は軽微な被害を受け、人員についても、不意打ちや近接戦で歩兵十数人が死亡、三十数名が重軽傷を負う被害を受けた。

 一方、アリタイ帝国軍の被害については。

 先ず、空軍のワイバーン部隊、合計八十騎が全滅し。

 西方軍集団に関しても、司令官であるミハセギ将軍を含め、三七万人もの兵員を失い。

 また、合計で四十機が配備されていたラッポチの他、多数の軍馬、半カノン砲やバリスタ等の兵器も失う事となった。


 生き残った一万五千人程は投降し捕虜となり、内一割ほどは負傷した状態で皇国軍に救助され捕虜となった。

 そして残りに関しては、行方不明、或いは逃亡となっている。



 開戦より一か月半。

 開戦と同時に制圧されたマントーンの町は、再びアリガ王国の手に戻る事となった。


 なお、皇国空軍の爆撃飛行隊による爆撃で瓦礫の山と化したマントーンの町だが。

 翌日には、反攻作戦による帝国領内への逆侵攻への橋頭保として、工兵による町の再建が急ピッチで行われる事となった。

この度は、ご愛読いただき、本当にありがとうございます。

そして引き続き、本作をご愛読いただければ幸いです。


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