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この連載作品は未完結のまま約4年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

妹・私のざつだん日誌

作者:夏夜やもり
 お昼過ぎの眠たい時間、私は食器を片付しつつ妹に目をやる。

「ん~、んん~~♪」

 ひどい鼻歌とだらしない恰好であった。

「あーそうだ、このタイトルだけどさぁ?」

 奇妙な音程が止まり、顔だけこちらを向けて妹が聞いてくる。

「なあに?」
「雑談て、どんな話すんの?」

 少し首をひねる。

「雑談なんだから体験談とかで良いんじゃないかな?」
「えー、あたしの?」
「んー、私の?」

 まあ、痩せても枯れても語り手は私であり、さじ加減も自在となるはずだ。そこはまあ、言わなずが花ではないだろうか?

「えっとさ、ちょうどいいのがあってさ、この前ね、友達の...」

 そこから、すごい話が目白押しだった。妹の親友ちゃんと理系友人ちゃんがそそのかされて、なんやかやあって、結局はお弁当がパーンってなったらしい。

 本当、何てことしてるんだろう!?

「でねでね、ちょっと反省したのよ」
「人生を?」
「あたしは前しか見ないからそこはダイジョブ」

 少し口を尖らせ、話を続ける。

「火薬の量をね、これからは一点集中型に...」
「いや、うん、それ以上はやめておこうか?」
「えー? なんでよ、色々と工夫があるんだけど?」
「それよりこの物語の宣伝をしなきゃだよ」
「でも、昔の事とか適当に話すだけでしょ?」
「適切に、が正しい。例えば、この前起きたスマホの入水事件とかだよ」

 私は悪い顔をしていたかもしれない。妹は顔色変えた。

「あれは秘密! 秘密なの!!」
「私は見た。トイレのスマホ柱を...」
「あーもうもう、じゃ、あれバラす。この前飲んだくれて...」
「おっと、それ以上は戦になるよ」

 この勝負、私にとって分が悪い。妹は戦闘民族であり、私のスマホや私の食器を好んで投げつける非人道主義者だ。

「よっぱですっぱな面白話があるじゃない! それ以外にも...」
「黙りたまえ、妹よ。これ以上は文字数制限掛かるの!」
「えー!? もっと、酷い話が...」

 うん、これ以上は文字数が本当にまずいので終わりにします。決して追究しない様に。

                つづく(本編へ)
※『カクヨム』さんへも投稿しています。
第一章 朝焼けメダリオン
第1話
2019/09/27 21:01
第2話
2019/09/28 19:12
第3話
2019/09/29 21:43
第4話
2019/09/30 21:41
第5話
2019/10/01 22:10
第6話
2019/10/02 21:48
第7話
2019/10/03 21:19
第8話
2019/10/04 19:22
第9話 
2019/10/05 21:00
第10話 
2019/10/06 20:25
第11話
2019/10/07 16:09
第12話
2019/10/08 16:18
第13話 
2019/10/09 22:28
第14話
2019/10/10 21:25
第15話
2019/10/12 00:10
第16話
2019/10/12 22:47
第17話
2019/10/14 21:38
第18話
2019/10/16 00:17
第19話
2019/10/16 21:15
第20話
2019/10/17 21:47
第21話
2019/10/19 00:06
第22話 
2019/10/19 23:19
閑話・短い雑談をいくつか
やかんちゃん
2020/08/15 22:46
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