表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/22

確かめるチャンス

突然の襲撃。

門番の人に聞いて、とても驚いて焦った。しかし、それと同時に少し喜んでしまった。まさか、こんなタイミングで攻めてくるなんて。ライト様について確かめるのに、このチャンスを生かさないわけがない。


私は、すぐには着替えて準備をし、皆のところへと向かう。


「当分無いと思ってたのに、こんなすぐにライト様の戦う姿が見られるなんて…。レイ、一応準備はしといてね。」


(了解。)


全速力で走りながら、騎士団の姿を探す。


「見つけた!ベイナール様!」

「あの、今の状況は!?」


いつものふざけた様子ではなく、厳しい顔つきのベイナール様に、今の状況を聞く。


「ミーナか!…正直、厳しい。他の騎士たちも頑張ってはいるが…。」


「そうですか…。それで、ライト様は?」


「森の方へ敵を追いかけていかれた。」


「わかりました、ありがとうございます!」


ライト様がいるという森までは、そう遠くない。急いで行けば、まだ戦っているところがみられるはずだ。


ついに真実がわかる。レイが言っていたことは未だに信じられないが、同じようなもの同士なら、何か感じるのかもしれない、とも思っている。だから、ライト様の中になにかいるという可能性も捨て切れないでいるのである。


もし本当にいたとしたら…


(敵かもな。)


「敵?仲間じゃないの?」


(まあ、おまえの知らないことがまだまだあるってことだよ。)


「なにそれ。第一、私はあんたの事も、他の中のことも、ほとんどしらないんだからね。」


そう、実はよくわかっていないことが多い。レイに聞いても、はぐらかされることがよくあった。それ故に、私は中に何かいる人は自分だけだと思っていたのだ。


「今度ちゃんと説明してよ。」


(はいはい。そろそろ頃合でもあるしな。それより、いいのか?あそこにいるやつ、国王様じゃないのか?)


「えっ」


確に、あの木の奥に見えるシルエットはライト様だ。どうやら間に合ったらしい。


「ライト様!ご無事ですか!?」


「おや…ミーナ…?」


「っ!」





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ