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君が好き??  作者: 尾花となみ
sideC:番外編
52/56

とある帰り道(エイプリルフールSS)唯視点

設定パラレルです。だって4月1日に学校ないもんなー(笑)

どこからの帰り道なんだか?

 とある帰り道。偶然一緒になった慶と家に向かっていた時、急に慶がこんな事を言い出した。


「エイプリルフール?」

「そう、なんかジョークで嘘ついちゃいましょーみたいな日」


「ふーん、へぇー」

 まぁ、一常識として知ってはいたけどね~。なんで急に言い出したんだか?


 あ、でも……今告白とかしちゃっても、エイプリルフールだもーん♪とかって誤魔化せるかも!


「あ、あのね! け……」

「あ、お前の頭に毛虫ついてる」


「きゃぁぁぁぁーーー!」

 取って取って取って!!!


 つい隣を歩いていた慶に抱きつき涙ながらに慶を見上がれば……意地の悪い顔で笑ってる。


「っ!! ばっっかじゃないのーー!」

「いや、わりーわりー。まさかそこまで信じるとは思わなかった」


 うっさいうっさい! 爆笑しながら後を付いて来る慶を睨み付ける。


「あ、髪の毛に……」

「何?!」

 もう騙されるもんですか!


「ほら」

 苦笑しながら慶は言うと人の頭に手を伸ばし、そっと髪の毛に絡んでいた何かを取ってくれる。

「……何?」

 疑わしげにまた睨み付けると、慶は掌を広げる。その手の上には桜の花びら。


 分かれた花びらではなく、綺麗に花の形のまま慶の掌にちょこんと乗っている。

「ふふ」

 なんか可笑しくなって笑うと、慶も笑う。


「プレゼント」

「えぇー。私の頭に付いてたのに~?」

「見つけたのは俺だからなー」


 そんなくだらない事を話しながらまた帰り道を歩いていると……、

「あ」とまた慶が立ち止まった。


「ん?」

「……お前の髪……」

「またぁー?!」

 今度は何を言うのかと胡乱な瞳で見上げる。


「……綺麗でいい匂いがするな」

 そんな事をキラキラの笑顔で言いやがった。

「っ! きゅ、急に、何言ってんのっ!」


「ん? エイプリルフール」

 エイプリルフール?! …………エイプリルフールって事は……嘘って事?!


「もう! 信じらんない!! サイッテー!」

 私はムカムカ怒ると、肩を震わせ笑っている慶を無視してズンズンと歩き出した。


 なんかちょっとだけいい雰囲気だなぁーなんて思ってたのに!

 バカバカ慶のバカ!


「悪かったって~。そんな怒るなよ~」

 慌てて追いかけてくる慶を無視して、そのまま進んでいたら、ガシッと腕を掴まれる。


「何?!」

「可愛いな」

 はっ!? な、何言ってんの!?


「ははっ。さぁ、帰ろうぜ~」

 なぜかご機嫌な慶はそう言うと、そのまま私の腕を掴んで家まで帰宅したのだった。


 まったく、一体全体慶は何をしたかったのよ~!

 ってか、最後の『可愛い』ってやつもエイプリルフールネタだよね?! そうだよねぇ~?!

以上エイプリルフールネタでした。くだらん(笑)


 本編終了後だったら、プリプリ怒る唯をキスでもしてうまく誤魔化すんだろうなぁー。

 ってかこれも十分誤魔化して終わってるか(笑)


 お付き合い下さりありがとうございます!

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