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3月11日(200文字小説)

作者: 風海南都

 灰色の海は息を殺して待っていた。何千年も何万年も、只ひたすらに己の足元から沸きあがる熱を脈打たせ深海の闇で機を窺っていた。

 巨大になり過ぎた熱は突然に放出され、灰海は知らぬ間に幾重にもちぎれていく己の姿に恐れ戦いた。粉々に飛ぶ飛沫の中に、見慣れた命の霊が飲み込まれては爆ぜてゆく。音の無い世界にただただ空気は振るえ、黒い水が空を裂いてゆく。

 大地を這い回る黒水の屍をも浚い、咆哮は慟哭となり彼方へ消えた。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 難しい漢字を使い、幻想的に見せてる所。 [一言] ただし、漢字が多過ぎて分かりにくい。こういう文章はあまりよろしくはない。 自己満足にならない為にもココは作者が直さなければならない場所で…
[一言] 3/11は僕の誕生日です☆
2011/03/24 13:45 退会済み
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