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No.45眷属のもの(体含む)は俺のもの

( ):えー……最近なんだか投稿時間がグラグラしているので、詫び投稿入れようと思います。

(裏):お詫びの品的な?

( ):そうそう、まぁ元々作品を面白くできてないのも私の頭がハッピーセットなせいだし、そこら辺も含めて一回ごめんなさいしようかなと。

(裏):えぇ……なんかキャラ違くない?

( ):そりゃぁ自分が楽しくなれるように始めた小説だけど、それなら見てくれてる人もつまらなくないように工夫しないとだしね。一回ごめんなさいして、スッキリしてまた小説書き始めます。

(裏):結局自己満足で草。

◆ 青の龍宮 第五十階層最奥部【夢見る光の崇拝神社】




不動の姿勢でずっとそこに鎮座する迷宮のラスボス。その彼が共有した視界越しに対峙する死霊。そんな彼女をみて、青龍は己の中で何かが動いたのを感知する。


蓋をして、見ないふりをしていたそれが顔をのぞいたが故に、彼の憮然とした顔は久しぶりに動いた。


その目、その熱意、そして透けて見える生存への浅ましい欲求。


知らず知らずのうちに龍の歯は軋み合い、怒りを抑えるかのような長く吐き出された小さな息はどこへともわからない場所へ行く。


正々堂々。そんな言葉越しに、考えが甘いと言われているような気がして、青龍は己が配下達に課した配下たち自身も知らない制約を、己が主の思想を否定した存在への殺意を滾らせる。だが、その怒りは次の瞬間吹き飛ばされる。



『浅いんだよ、君たちみんな。真っ向勝負?不正なし?そんなのアホの所業でしょ。命あっての矜持、誇りでしょうが。優先順位見間違えるとか、目ぇ曇ってんじゃない?』




青龍の中で何かが爆発した。



「グゥオオオオ!!」



恥も醜聞もお構いなしに、暴れ、吠える。痛々しさすら感じられるそれには、かつての自己否定で潰されないように隠していたそれが完全に露出したものによる。


決して消えない痛みを紛らわしたいがためにのたうつ青龍のその余波で城は揺れ、城塞を囲む雲に乱れが生じる。



そうではない、そうではないのだと青龍が内なる声で叫ぶ。自分は矜持を、主人の守護者筆頭である矜持を守れなかった。他の守護者とは違い、自分だけが命を大事にしてしまったからこうして終わらない苦痛の中で苛まれている。命よりも、矜持を優先するべきだったのだ、と。そうずっと言い続けながら。



「グゥ、グウガァアッ!」



目を血走らせ、激しく頭を振るその姿に、もうどうでもいい存在を前にする龍の気配は消えていた。青龍にとって、無限に続く己の後悔を踏み躙る死霊を前に、過去だけでなく今の自分さえも否定される事だけは許さないと、本気の憤怒で仇敵を見つめるよにねめつける彼は、故にこそ介入を決意する。



『……『眷属支配』』











「っほーん?」



動きが変わったな。自分でも、遥かな格上相手によく立ち回れているなと思っているが、ここまででほぼ被弾していないのは相手がわかりやすい動きばかりだったからだ。


そんな竜の動きが変化した。今まで相手取ったことのないタイプの動き……なんというか、意表をつかれるというか。……あぁ、これはそうか。今理解した。今まで私が相手取ってきた敵たち。その全てが、機械的な動きだったとすれば、今のこいつは生物的な動きだ。


動きにムラがある。だからこそ、先ほどよりやりやすくもあるし、やりづらくもある。ただ強いていえばどことなく動きがぎこちないというか……まぁなんにせよ先ほどより倒しやすくなっているとみていいだろう。動きがぎこちなくなっているなら、思考を加速したとか?後は限界を突破した的な。


まぁ時間をかけてスムーズに動かれるとただでさえ厳しいのに、本当に対応できなくなる。短期決戦で行こうか。


一瞬右手が変化した銃を見て、再び視線を戻した時には、すでに目の前に竜がいた。



「うわっちょ!?」



っ、まさかのフェイント!?なに、私がもっと熱くなれよ(意訳)的なこと言ったから本当にしてきたの?じょ、冗談だって〜!しぬっ、死んじゃうーー!



「……っうわぁアッツ!?はぁ?!何あれ!!」



こっこいつ、まだ切り札持ってやがたのか!くそっ、大体の能力を推測で詳しくまではみてなかったのが悪いのか?そんなのみていない……って、まさか!



『技能『炎竜』。技能レベルによってそれぞれ異なる能力を取得可能。レベル4:炎纏』



これか、あいつが今現在進行形で炎上しているのは!くぅっ、炎上するならネット上でやれよ!そしたら社会的に終わってくれたかもしれないのに!いや竜がスマホいじる姿とか想像できんけどさぁ!



「グルゥア!」


「やべ、いたぁ!」



ちょぉ、足の先ちょっとイカれた!足の指半分くらいだけか、持ってかれたのは?それならこれは『自己再生』する余裕はないかな。消耗的にもカツカツなんだよこっちは!


……やばーい。結構形勢逆転してるな、こりゃあ。これじゃあ触れる前に解けるのがオチだろうし……今のところだと、唯一幸いなのはあっち自身も自称ダメージを受けてるってことだ。どうやらあっちさんも熱への完全耐性は持ってなかったっぽい。なんとかこれなら耐えられるか……?


いや、ダメだな。これだとどっちにしろこっちが先にばてる。さて、そうなるとそろそろベフェマには動いてもらわないとだけど……、もう少しだけ削っておこう。できればあの炎を消すくらいはしておきたいかな。あれがあるとベフェマも近づけないでしょう。



「さぁて、そうなると……最終ラウンドだね。ここまでどれだけラウンドあったか知らんけど」



辺りは少し暗くなってきている。思ったよりもどうやら結構時間が経ってるみたい。そう考えると一気に疲労が襲ってきた気がする、が、まだ倒れるには早い。もう一踏ん張りだね。



「グゥガァア!!」



追い縋ってくる炎竜を、だいぶ大雑把になった動きで掠りながらも回避する。大質量ってだけでそんな手段も取れるんだから卑怯だよね。


……ふむ、なんか炎竜の目にさっきまでなかったドロドロとしたものを感じる気がするなぁ。動きが変わってからだよね?そんなにあの言葉が効いたとか?でも、それだけとはちょっと考えずらいなぁ。


あぁもうっ、考えるのも結構辛いのに考察するのは性格柄かなぁ!?私普段レベルの低いことばっかやってんのになんでこんな集中しないといけない時に限って、いやっこんなこと考えてる暇ないねぇ!??


ブレスが危うく直撃しかけた。吐き出したものを顔だけでなく全身にかぶるとか悪夢でしょ?まぁ悪夢見る前になんも見れなくなりそうだけど。



「でも……大規模攻撃の後は、必ず怯みが来るって、ばっちゃんが言ってたもん!」



ありがとうばっちゃん!あなたのおかげで私は今ファンタジー竜をぶちのめせています!


フルボッコにした甲斐があったのか、消耗が耐えきれなくなったのか、ついに炎竜は膝をつく。そして……何より、まとう炎が消え去った。



「さぁ、終幕と行こうか!カモンベフェマ!」



右腕をいつも通りに、しかし少しアレンジして変成する。そうしてできたのは銃としては機構があまりにも少なく、大きな円を描いた銃口を持つ特殊な銃。その名も……



「フレアガン!ド派手な合図を送ろうか!!」



用途は簡単、ただ花火を打ち上げる。それだけの信号弾を発するこれは、故にこそ一回しか使えない。だって肉で作ったからか燃えるんだよ、使うと--



「fire!」



ひゅぅーんと音をあげて、弾は空へと打ち上がる。一定距離、それこそ森林内ならどこからでも見れそうな位置まで飛んだそれは、瞬間花火と化す。単純な赤の花火。それでも、娯楽なんて、それどころかずっと同じ場所に居ただけであろう美しさ知らないかもしれない目の前の竜にはどう映ったのだろうか?


儚く刹那的な享楽を見せながらすでに散りゆく花火を前に、茫然と佇む炎竜。顔中血まみれだが、それでも自信を溢れんばかりに見せ待つ私。そして、この場におけるもう一匹は。



『『致命を手繰る手』』



ずっとずっと、彼女は竜を観察し続けていた。竜が死霊と近接攻防戦を繰り返す最中に、竜が己の最強の矛で森林の一角を吹き飛ばす瞬間に、竜が憤怒と微かな恐怖を混ぜ、死霊を討たんと追い縋るその全てを。


傷だらけの鱗。その中でも首に位置する少し肉が見えた箇所に小さな蛇が牙を剥く。



『致命を手繰る手』。それは対象を視界内に収める時間が長ければ長い程、対象に与える最初の奇襲にボーナスダメージが加わるというもの。ベフェマが【暗殺者】Lv10、すなわち称号をカンストさせた時に得た切り札(ジョーカー)


ぐらり、と形容するのが一番正しい様子で、炎竜はその身を崩れ落ちさせた。最後に、思わず鳥肌が立つような視線を私に投げかけて。


どしーんと音を立てて、そのあとは動かなくなった炎竜。『分析』してもその情報は炎竜の亡骸、という説明文に変わっているだけだ。あ、一応言っておくと、『分析』は無機物とか植物とか、そういうのは説明文的な感じで何も考える必要なく見ることができるが、魔物はダメだった。植物モンスターとかじゃあどうなんだよ。



『……いやぁ、まずはお疲れ様なーの。わたしもずっと見続けてたからドライアイだし、オールさんもきっとへとへとだと思うーの。正直5体満足で生きてるのちょっと怖いーの』


「最初に言うこと酷くない?というか蛇にドライアイなんてあるの?」


『そりゃあありますーの!そもそも蛇だって瞼こそないけど瞬膜という瞼代わりの器官があってですねなーの--』



ガミガミと言い出したベフェマには確かに悪いことを言ったかもと苦笑しつつ、先程の竜について思いを馳せる。


さっきの炎竜、途中までは十分上手くやれていたと思うのだが、急に、そうまるで()()にでもなったかのように動きが変化した。ただの覚醒だとか考えて考えを放棄するのも悪くないが、なんとなくあれについては深く考えておくべきだと思ったのだ。



『--そういう訳なんですが、って聞いてるーの!?』


「蛇の目は何も見逃さないっていうのはわかった」


『内容全く掠ってないなーの!??よく自信満々に言えたなーの!?』


「それはともかくさ」


『そんなことより!?そんなことって言った!いまオールさんそんなこと言ったって言ったぁ!!最低だー!!』



うわぁんうわぁんとゴロゴロするベフェマに構わず質問する。



「さっきの炎竜さ、途中から様子が変じゃなかった?私の思い違いならそれでいいんだけどさ、どうにも気になっちゃって……観察してて何かわからなかったかい?」



急にベフェマがゴロゴロするのをやめた。どうやら真面目な話をするようだ。お腹が仰向けですが?



『……やっぱり鋭いなーの。わたしが言おうかと思ったんだけど……まぁいいなーの。--1つ、心当たりがあるなーの』



遂に炎竜、いや竜種全体の秘密につながるかもしれない考察が、ベフェマの口から語られる……!






ところでその緊張感ぶち破る仰向けの姿勢やめません?

( ):えー……と言うわけでじゃんじゃん設定解禁デス。

(裏):なんか察しついた気がするんだが?

( ):そこはもう作者の伏線張り能力の低さを嘲笑ってもらって

(裏):オンドレぁ!

(生首):というわけで作者はここから数週間生首のまま生活したいと思います

(裏):……え、きも……

(生首):シンプル罵倒が一番効くってそれよく言われてるから……

(生首):あ、一応言っておくとどこかのガチャから出てきた手記にある「ルー」という存在は、この章における最重要人物です。

(裏):設定を知れば勘のいいガキ諸君であるみんななら何に影響されてるか絶対わかるでしょう

(生首):(言い方どうにかならないのかなぁ)

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