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No.42 本の中

( ):ちょっと事情があって更新できませんでした。別に熱引いてベッドでぐったりしてたとかいう事実はないです。インフル?何言ってんですか、まさか予防注射しなかったからってうつるわけないでしょう。

(裏):詫び投稿は……ちょっと考えさせて欲しい、ぞ。

⬜︎◆






……ここは?うん?ここ、え、裁判所!?え、えっちょどうなってんの!ていうか視界が動かないぃ!?しかも体の感覚がない!視覚だけか、生きているのは……?


えーっ、えーっと、落ち着く時は、あれだ!ひっひっふー、ひっひっふー。うん、全く落ち着けない!えぇい、こうなったら明鏡止水だ!水を止めてやるぜ!水ないけどなぁっはっはっは!


えっ……と。ところでそのゴミを見る目やめてくれません?


……まぁ動揺してもどうしようもないってのはわかった。今私はどこかの景色を見せられてるのかな?さっきの手記にも書かれていたし、そういうことじゃないかな?


そうこう考えているうちに、視界に映る景色に声が響いた。うーん、体が動かせないだけで五感は生きてるっぽいね。



『それでは、【最高裁判長(チーフ・ジャスティス)】ルシエルによる被告人ルーの判決を言い渡す。端的に言えば、被告人には生贄になってもらう』



ざわざわと淀めく聴衆……、なんか影みたいなシルエットでしか判別できないけど、場所的にはあそこに座っている人たちが、聴衆なんだよね?そんなシルエット聴衆がざわざわしている。


対して、この視界の位置的にルシエル?さんの正面に座る存在。影のようなシルエットとは別の、光で発光しすぎてそのシルエットすらわからない恐らくは被告人。彼からは全く気配を感じない。


生贄っていうパワーワードからしてどう考えてもいい末路じゃないんだけど……大丈夫なんだろうか?


おっと、なんか視界が切り替わったぞ?裁判所然とした屋内から、惑星を俯瞰できる、宇宙空間のような場所に視界が移り変わる。



『何度でも振り返ってしまう。あの選択で良かったのかと。たとえ当方が同胞を守らねばならない以上、必須の選択肢だったとしても、諦めきれない。もっといい選択をできていたのではないのかと……そう、ありもしない理想を想像してしまう』



んん?ルシエルさんの声だ。これ宇宙空間なんだろうけどどうやって生存してるの?なんかそういう特殊生物だったりするのかな。



『彼は……ルーは、原彩と接触をした。内容は、彼の部下を受け入れてくれないかという……打診だった。理由はわかる。彼にとってあくまで重要なのは彼の部下だ。そんな相手を、たとえこの数多の世界の中でもトップに君臨する存在であろうと、不信感を抱いたのなら警戒するのも無理もない』



原彩……?何だその野菜みたいなやつは。栄養価たっぷりなのかな?食べれんの?



『だが、だからと言って……っ、星母様も星母様だ……信用度が低いからと、使い捨てるような真似をするなど……いや、いやわかっている。これが、最善、なのだろうとっ……』



うーん……なんだか重そうな話だな。どうやらこのルシエルさんは被告人に共感することがあって、でも立場的にどうしようもないから、苦悩しているって感じなのかな……?っていうか星母様ってどっかで聞いたことあるような……。



『……結局は、同じ結論に行き着く。当方が星母様に恩を返すと決めた以上、選ばなければいけないと。だから……彼には、生贄になってもらうのだ。……彼が、守ろうとした部下諸共……だ』


『あぁ、ままならないものである。当方は、クズだ。それでも、クズはクズなりに、その誓いを貫くと決めたのだ。止まらないと決めたのだ。……もう、止められないのだ』






⬜︎◆






「……えーっと」



これ、結局なんなんだ?ルシエルさんっていう人の苦悩と、その過程で切り捨てられたルーっていう人については語られているけど、これが現状何に繋がってくるのか全くわからない。



『……。選べたんだ』


「んぁ?なんだって?っていうかベフェマ今の映像記録みれた?」


『い、いやいやいや!なんでもないなーの!あ、普通に見れましたーの、良くわからないけど、壮大なお話だったと思うーの。……宇宙で独白していたあたりが特に』


「……気にするとこそこ?」



まぁ、読んでも害あるものじゃなくて良かったというべきか?いや、クトゥルフ系のは読んだだけでSAN値ぶっ飛ぶ奴あるし、あながちないともいえないから、幸運だったとするべきかなぁ?



「さて、そもそもこの本がなんでこんなガチャに入ってたのかよくわからないけど、もっかいまわしてみるか」


『ちょちょちょ、それ何回もやるなーの!?普通一回だけとか、出てきたらこの本を見てしみじみするような感じとかないなーの!??』


「あ、回せない」


『当たり前のように試すななーのぉ!!』


「ちょっとベフェマ試してみない?」


『人の話を、聞けぇい!なーの!!』



いいからやってみなって。ほうれ、尻尾でぐるーり……あれっ回らない。



『わたしの尾でガチャガチャしないでなーの!ガチャへの執念おかしいなーのぉ!?ちょっやめっ、痛い痛い!?』


「ぐぬぬ……まさか一日に一回系とは……これはもう毎日やれと言っているに違いないな」


『この神聖な場所をログボ扱いするとかそういう神経してるーの!』



最近森林火災多いらしいっすね。



「燃やします?」


『急にどうしたーの!?こわいーのー!』



結局その日は神聖なこの大樹に浄化されそうになった(妄想)魔の(ベフェマ)が逃げ帰ったことで狩りは中止になった。ならガチャやろうよ。



『ガチャ怖いガチャ怖い……これが現代社会の闇……っ!』


「ここ紀元前社会ですよ?あとガチャシステムも経営戦略の一つじゃん闇だなんていうなよ……ところでガチャいかない?」


『あぁ……オールさんはもうダメなーの……廃棄一択なーの』




おい。


もっかい言うよ?おい、魔の蛇。




「まぁまぁ、とりあえず重要そうなものゲットしたことだし一旦戻らない?」


『……まぁ、それもそうかなーの』



よし、じゃあ帰宅かな。

Tips:ルシエル

普通にその存在自体はもう出ている。というか、話し方的に普通に誰のことだかバレバレ。ラプラスにおいて最硬の存在であり、最高裁判長をやっている。称号としては、それ専用の技能によって測ったカルマ値に応じたバフを称号所持者に与えるという感じのもの。その性質上、副作用的に本当に裁判長的なこともできる。


悪役ポジだけど、普通に超善人。立場が違えば絶対ヒーローなってたくらいにはいい人。でもそれはそれとして神特有の視点を持ってるから、どこかの死霊には嫌われそう。

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