アレス武勇詩(ハマーサ) ~捨て駒姫は自由に焦がれる~
「一度どちらが蛮族なのか、よく考えてみることだな。」
砂漠の蛮族が攫ったのは、大国の捨て駒姫。姫奪還のために全てを捨てた騎士と、思いが交錯する。
西の大国・アレス王国の忘れられた十三人目の姫・シエナは、辺境に飛ばされてはや数年。突然、父王から王都へ呼び戻されることになるが、護衛騎士らと共に出発した道中で、敵対する東の蛮国アル・シャンマールに捕まってしまう。その若き王子・ザイドは、長きにわたる戦争を終わらせるために、シエナを交渉の道具に使おうとしていた。しかし彼の打算のない優しさ、それまでのアレス王国至上主義を覆すような考え方に、シエナは戸惑いを覚えながらも徐々に惹かれていく。
一方、シエナとはぐれた彼女の護衛騎士・リュシアンは、彼女への忠誠を誓ったゆえに、単身で敵国に乗り込もうと画策していた。
―それぞれの正義がぶつかり合う中で、二つの国はシエナを巡ってどう動くのか。
砂漠の蛮族が攫ったのは、大国の捨て駒姫。姫奪還のために全てを捨てた騎士と、思いが交錯する。
西の大国・アレス王国の忘れられた十三人目の姫・シエナは、辺境に飛ばされてはや数年。突然、父王から王都へ呼び戻されることになるが、護衛騎士らと共に出発した道中で、敵対する東の蛮国アル・シャンマールに捕まってしまう。その若き王子・ザイドは、長きにわたる戦争を終わらせるために、シエナを交渉の道具に使おうとしていた。しかし彼の打算のない優しさ、それまでのアレス王国至上主義を覆すような考え方に、シエナは戸惑いを覚えながらも徐々に惹かれていく。
一方、シエナとはぐれた彼女の護衛騎士・リュシアンは、彼女への忠誠を誓ったゆえに、単身で敵国に乗り込もうと画策していた。
―それぞれの正義がぶつかり合う中で、二つの国はシエナを巡ってどう動くのか。
Ⅰ. アレス賞賛詩(マディーフ)
序章・邂逅への足音
2025/01/29 13:23
(改)
十三人目の捨て駒姫
2022/01/22 09:00
(改)
アレス賞賛詩(マディーフ)
2022/01/22 09:00
(改)
捨て駒の矜持
2022/01/29 09:56
(改)
港町・プレジールまで
2022/02/05 09:00
(改)
それぞれの夜
2022/02/19 09:00
(改)
予定違いは予定調和
2022/03/05 09:00
(改)
Ⅱ. 邂逅の武勇詩(ハマーサ)
邂逅の武勇詩(ハマーサ)
2022/03/06 12:00
(改)
ただ一人の騎士
2022/03/08 21:00
(改)
果たされぬ誓い
2022/03/10 22:08
(改)
灼熱に住まう蛮族
2022/04/01 21:00
(改)
手がかりと助力
2022/04/23 09:00
(改)
Ⅲ. 捨て駒姫の悲詩(リサー)
一滴の水
2022/05/07 09:00
(改)
砂漠を進む騎士団
2022/05/08 09:00
(改)
染み渡る静寂
2022/05/21 09:00
(改)
混乱、そして再会
2022/05/24 21:00
(改)
捨て駒姫の悲詩(リサー)
2022/05/26 21:00
(改)
戦乱の行方
2022/05/28 11:06
(改)
戦禍の爪痕
2022/05/30 21:00
(改)
朝露に煌めく涙
2022/06/18 09:00
(改)
Ⅳ. たがいの叙景詩(ワスフ)
騎士たる者の呪縛
2022/07/12 21:00
(改)
砂嵐の狭間に
2025/07/18 22:36
それぞれの正義
2022/08/06 11:14
アル・シャンマール王
2022/09/10 09:00
偽りの契り
2022/10/08 09:00
(改)
剣術大会の思い出
2022/10/22 09:00
アレス国王への謁見
2022/11/12 09:00
謎に包まれた令嬢
2022/12/17 09:00
忍び寄る影
2023/01/21 09:00
たがいの決意
2023/02/26 09:00
Ⅴ. 血に濡れた酒楽詩(ハムリヤート)
赤に似合わせる宝玉
2023/04/30 09:00
混ざりゆく寂寥
2023/05/31 21:00
(改)
豪傑の悔恨
2023/07/30 09:00
鮮血の予兆
2023/10/28 09:00