野糞する人生
朝の日課として
江戸川沿いをジョギングする
若くはないのでかなりスローペースのジョギング
周りの若者からすると
ジジイが与太っているような走り方をしているので
怖がられているかも?
不審者扱い?
流行りのSNSでは江戸川糞ジジイ与太走りNOW?とか
書かれて都市伝説になっているかも?
と思っているけど、自分の健康の為に走っているだけなので
我関せずで日々日課をこなすだけかも
朝の公園には高齢の方達の散歩が多く
江戸川沿いは若手のランナーが多い
中には鍛えているので脚の筋肉も半端なく
短パンがお似合いの女性ランナーもいる
得てして、そんな女性はジョギング用のサングラスをして
ロングヘア―をポニーテールにしているので
滅茶苦茶可愛く見えるのも
早起きは三文の徳
という事で納得している
マンネリ化している普段の状況から今朝はひとつだけ
違う事はどうも走りながら糞が出そうな感覚が始まった事です
通常コースの半分手前からその衝動は始まり
半分過ぎたぐらいで強い衝動に変化した
さて、、、、堤防沿いなので公衆便所が有るわけも無く
頭にさっきから浮かんでいるのは野糞
いけないという、大人で恥だと思う反面
漏らす方がリスキーだから早めに選択肢として考えておいた方がベスト。
思っているうちに90%のリスキー状態に陥る。
首都高のルーレット族に言わせれば
レッドゾーンにぶち込んで、、、という状態です。
ちょっと安心しているのは
川沿いは沢山草むらが有る事。
ジョギングしている人も多いので見られるリスクはあるけれど
草むら、木も大きくなってプチ雑木林の感じの所が多々ある事です
いざとなったら!!駆け込めば
そしてティッシュがなくても葉っぱがあるので
何とか行けるかも????安堵感20%の状態
ジョギングペースを緩めて
かなりのスピードダウンを図る
しめしめと良き雑木林を発見
見回すとジョギングや釣り人は見当たらない
で川を見ると小さい釣り船が一艘
こっちを見ている
ウロウロと脱糞する場所を探しているので
釣り船からは不審者に見えたかもです。
取り合えず便通を我慢しながら
少し歩く
軽い放屁があり、多分一部がパンツに付いたと思われる
競馬でいうと最終コーナーを回って鞭が入る所
次の雑木林を発見して駅員のように周りを見回し
川の釣り船、ついでに意味もなく上空のヘリコプターも確認しつつ
ジャージを足首まで下げる
発射前にふと。この昔の和式的な形だと跳ね返りがあると危険かもと思い
中腰にする
周りの雑草の大き目の葉っぱもゲット出来て
ユックリと気が緩むと同時に
安らかなる至福のひと時
時が止まったがごとくに
スローモーションで流れる
全ての事が洗い流されて心も洗われる瞬間
1発で仕留めた感じで,上々の出来ではありませんか?
葉っぱで奇麗に拭き取るが若干の漏れが有ったみたいで
葉っぱを3枚ほど追加する
若干の漏れはパンツにもシミが有る事を確認して
葉っぱを追加してパンツのシミも拭き取る
葉っぱが何の雑草か分からないが
良い感じで雑草の繊維質がフックして拭き取れる
体制を戻してジャージを上げる
ジャージの裾にお釣りが付いてないかを確認すると共に
大切なニューバランスのジョギングシューズにもお釣りがないかを
確認する
完璧だ。
どこにもお釣りがない。
雑木林からキョロキョロして顔を出して
誰もいない事を確認して又走り出す
若干の後ろめたさを感じながら。