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第99話 第4層の黒いドラゴン


いつも、読んで頂き、ありがとうございます

ブクマ、評価は励みになるので、どうかよろしくお願いしますm(_ _)m


「雨と風が凄ぇな……」


「台風並だな。リオ、バリアを頼めるか?」


「うん。わかった!」


 4層に出ると、いきなり豪雨と強風に襲われた。

 リオにドーム型のバリアを貼ってもらい、雨風を防ぎながら移動することにした。


 マップには、一本道が表示されていて、俺達がいる場所は少し広くなっているようだ。

 足元はゴツゴツした岩の地面が続いている。


 一本道の方へ向かって歩いていくと……


「崖ですね……」


「底が見えねぇな……かなり深そうだ」


 一本道は両側が崖に挟まれていた。幅は1m程あるが、強風に襲われながら進むとなると、広いとは思えない道幅だ。

 崖の底は見えず、マップにも何も表示されていない。底も何もないのかもしれない。


「まぁ、落ちても飛べばいいんだけどな」


「そうだねー」


 俺達は一本道を歩き始めたーー。


◆東のダンジョン……第4層『崖道』


「変わり映えしねぇ道だなー」


「ひたすら一本道だからな」


 俺達は、強風を諸共せず、一本道を進んでいた。

 リオのバリアがあれば、ただの平凡な道でしかない。


「ここのドラゴンはなんだろうね……」


「僕も考えていたんですが、思い当たらないんです」


 リオとユダはここのドラゴンについて、考えていたらしい。


「嵐のドラゴンとかいねぇのか?」


「嵐ならテンペストドラゴンとかか?」


「そんなドラゴン、聞いたことも無いですよ……御伽噺にも出てきません」


 俺が適当に言ったら、呆れながら返されてしまった。そもそも、魔物に詳しい、ユダが分からないのに、俺達が分かるわけが無い。


「考える必要なんてねぇんじゃねぇか?」


「考えてる時間も無いみたいだしな」


「え? それって……」


「祭壇があったんですか?」


「そう言う事だ。ドラゴンが何かは、自分の目で見て確かめればいい」


 俺達が喋りながら、歩いていると、マップに祭壇のマーカーが表示された。


 しばらく進むと、雨の向こうに大きな門が見えてきた。門がある場所は、地面が広くなっていて、門の横には祭壇があった。


「この奥がお待ちかねの4層の試練だ。準備はいいか?」


 俺は門に手をかけながら、聞いた。


「戦わないって選択肢は、ジンくんには無いんだよね?」


「ねぇだろうな。勿論、俺はいつでもいいぜ?」


「はぁ……どんなドラゴンでも、レン様とジンさんには適わないとは思いますが、無茶だけはしないでくださいね」


「この2人にそんなこと言っても無駄だよ……」


「それじゃ、開けるぞー」


 ユダとリオが頭を抱えていたが、いつもの事なので、俺は扉を開けて中に入った。

 中はかなり広い円形の部屋になっていて、大小様々な岩が散乱していた。見た感じドラゴンがいない。

 部屋の中に進みながら、マップで確認すると、部屋の中央にマーカーが表示されていたーー。


「やばい! みんな回避だ!」


「マジか!」

 

 上を見上げると、黒いドラゴンが、ブレスの態勢に入っていた。

 みんなが散り散りに回避する中、俺はドラゴンに対して、手を突き出した。


『ーーギャオォォォォォォォ!!』


 ドラゴンがブレスを放つーー。


 ブレスは、俺の数メートル手前で止まった(・・・・)

 俺が放ったブレスがギリギリ間に合った。


「うぉおりゃあぁぁぁ!」


 ブレスに魔素と魔力を込めて、ドラゴンのブレスを一気に押し返した。


『グルァ!?』


 ドラゴンが慌てながら回避したが、ドラゴンは左腕と左翼をブレスに飲み込まれて、地面に落ちてきた。


「おいおい、マジかよ……ブレスを押し返しやがった」


「ジンさんは完璧にドラゴンを超えてしまいましたね……」


「早速、無茶したよ……」


「あのドラゴンは何てやつだ?」


 俺は、呆れている2人を他所に、ユダに聞いた。


「あんなドラゴン見たことも、聞いたこともありません……」


「そうか……鑑定してみるしかないな」


 俺は血刀を手に持ちながら、部屋の真ん中に落ちたドラゴンの元へ向かった。

 ドラゴンの周りには、まだ土煙が上がっている。マップのマーカーはピクリとも動かない。


 俺が少し近づくと、土煙の間から、赤く光る眼が見えた。次の瞬間、ドラゴンが土煙の中からすごい勢いで飛び出してきた。


「なにっ!?」


 俺は、土煙から飛び出してきたドラゴンを見て驚いた。ブレスで消し飛んだはずの、左腕と左翼が無傷で存在していた。


 ドラゴンが引っ掻いてきたので、血刀で受け止めるがーー。


「かはっ!」


 俺は外壁にぶつかり、肺の空気を全て吐き出した。


「ジン! 大丈夫か?」


 レンが俺に駆け寄って、ドラゴンに神剣シラウ・ソラスを構える。


「あぁ……何とかな」


 魔素で背中を覆ってガードした事で、外傷は避けることができた。衝撃で肋は折れていそうだが……

 よろめきながら立ち上がった俺は、呼吸を整えて闘気<魔素Ver.>を発動させる。

 身体中を魔素が巡ると、不思議と痛みが引いた。


「まだ戦うつもりか? 俺に任せて向こうで安静にしてろ!」


「問題ない。こいつは俺がやる……レンは下がってろ」


 俺は血刀に魔素を込めながら、こっちを見て余裕ぶっているドラゴンを鑑定する。


----------


【バハムート】Lv.100 / SSランク

【スキル】不明


----------


黒いドラゴンの正体はバハムートだったーー。

読んでいただき、ありがとうございます!

読みにくい文章でほんと、すみません


『面白い』

『続きが気になる』


と、思っていただいた方·····

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