表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
72/109

第72話 オーガと群れの長


いつも、読んで頂き、ありがとうございます

ブクマ、評価は励みになるので、どうかよろしくお願いしますm(_ _)m


「あれが、ここに住んでる魔物?あれって·····」


「オーガだな、かなりの数いるな·····」


廃村に住んでいるのは、この森の悪魔と言われている、オーガだった

オーガは見た目、2m程ある人間だ

人間と違うところは、大きな牙が生えていて、角が1本〜4本生えている

角の数で強さが変わり、多い方が強いそうだ

体は筋肉で覆われていて、見た感じ脳筋だが、武器を器用に使いこなし群れでの戦いを得意としている


『ウゴォオオオオ!!』

オーガは雄叫びを上げながら、手に持った武器で物を壊したり、オーガ同士で喧嘩して血を流している

武器は人間が持っていた物を、そのまま使っているようで、どの武器も刃が欠けていてノコギリのようになっている


「報告するために、戻る?」


「いや、倒すぞ?報告はその後でだな!」


「やっぱり、そうだよね·····」


知能のあるオーガが、自分たちで村を作って住んでいるのかと期待したが、所詮、知能があると言ってもこの程度だった

コミニュケーションが取れれば戦わない方向もあるかもしれないと考えていたが、俺たちを見つければ他の魔物と同じで襲いかかって来るだけだろう


「大体、50匹ぐらいだな、どれぐらい強いか確認したいから、リオはちょっと待機していてくれ」


「え?一人で行くの?この数なら2人で相手したほうがいいんじゃない?」


「俺が危なく見えたら、魔法で援護してくれるだけでいい、まぁないと思うがな·····」


俺は木の影から出て、廃村の方へ歩いていく

『ウガァ!ウゴ!』

見張り台に立っていた1匹が俺に気づいて、仲間に知らせている

何匹かがこっちを向いて俺を認識すると、武器を片手に走ってきた

こっちに向かってきた奴等は、全員角が1本のオーガだ

1体だけ鑑定すると·····


【オーガ】一本角 / Lv.50 / Bランク

【スキル】剣術:Lv.7

【補足】硬く脂身が少ない、クセが強い


食べる気はないが、補足の内容を見ると食べにくそうだ


「1本角でLv.50か·····舐められてるのか?」


俺が威圧を発動すると、近づいてきたオーガ全員が、硬直して白目を向いて気絶した


「残り40匹ぐらいだな」


『ウガ?』


遠くでこっちを確認していた、二本角が首を傾げてこっちを見ている

状況を把握出来ていないようだ

奥から一本角と二本角がゾロゾロと出てきて、20匹ぐらいのオーガに囲まれた


【オーガ】二本角 / Lv.55 / Bランク

【スキル】剣術:Lv.8


二本角も少し強くなった程度だ

俺は威圧で、オーガ達を気絶させて先に進んだ

オーガの群れは残り半分もいない


俺が進んでいくと、三本角のオーガが出てきた


【オーガ】三本角 / Lv.70 / Aランク

【スキル】剣術:Lv.10


「さすがに上位だな、ランクがAに上がった·····」


俺は気にせず奥に進んでいく

三本角のオーガ達は俺を囲むように移動していく

マップを確認すると、奥に1体残っている

その1匹を残して、俺を囲んでいるようだ

俺が威圧を発動させると、三本角のオーガが後ずさっていく

数体は意識を保つので精一杯のようだ


「気絶しないか·····まぁいい」


俺はそのまま真っ直ぐ、歩いていくと、進行方向のオーガが道を開け始めた


『ウゴォガァアアアア!!!』

奥にいたオーガが出てきて雄叫びを上げると、三本角のオーガ達が武器を持ち直して、飛びかかってきた

一瞬見えた、奥のオーガは四本角だった


俺は飛びかかってきたオーガを蹴飛ばしたり、殴り飛ばしながら進んでいく

10匹程飛ばしたところで、他のオーガ達がかかって来なくなった


『ウガ·····グゥ·····』

言ってる内容はわからないが、俺に怯えているようでゆっくりと下がっていく

すると、奥から他のオーガより一回りは大きい、四本角のオーガが出てきた

手には、自分の体半分程の黒い斧を持っている


「この群れの長のようだな·····」


【ハイオーガ】四本角 / Lv.80 / Sランク

【スキル】斧術:Lv.10 / 威圧:Lv.10 / 魔素吸収:Lv-

【補足】腐敗、呪い


鑑定結果に気になるものが幾つかあるが、手に持ってる黒い斧が原因だろう


【腐敗の黒斧】魔剣

持つものを腐敗させて、力を与える

製作者不明


やっぱり、魔剣か·····手に入れた力は『魔素吸収』か?


【魔素吸収】

空気中の魔素を吸収し、身体能力や力を増幅させる


ここら一帯に魔素が集中してる原因はこいつのようだ

一見、腐敗してるようには見えないが、身体中の皮が朽ちたり修復したりを繰り返している

魔素吸収で回復速度が上がっているので、朽ちることも出来ないのだろう


『グォオオオオ!!!』

ハイオーガが威圧を発動させたらしく、空気が振動した、上から押さえつけられるような感覚になった


「威圧を受けるとこんな感じなのか·····」


俺も負けじと、威圧を発動させてると、押さえつけられるような感覚が無くなった


『クガァアアアアア!!』

ハイオーガが咆哮しながら、黒斧を構えて突っ込んできた


俺は血刀を構えて、光風の斬撃を飛ばして様子を伺う

ハイオーガは黒斧を盾のように前に構えると、斬撃が斧に当たって弾け飛んだ

斧には傷ひとつ見当たらない


突っ込んできたハイオーガが、斧を振り下ろした

俺は後ろに飛んで回避すると、俺がいた場所の地面が斧の威力で吹き飛んだ


「魔剣なだけあるな·····俺も魔素を使うか·····」


俺は呟きながら、血刀と体に魔素を流すと

体から黒いモヤが出てきて、血刀の刃が赤黒く染まっていく


「今度は俺の番だ」


俺は、距離を一気に詰めて、ハイオーガの懐に入った

そのまま、ハイオーガの胴体を左下から斬り上げた

ハイオーガの体が斜めに真っ二つになって倒れた



「この状態から回復出来るのか·····」


ハイオーガの体は、斬れた場所がくっついていき完全に回復してしまった

読んでいただき、ありがとうございます!

読みにくい文章でほんと、すみません


『面白い』

『続きが気になる』


と、思っていただいた方·····

是非、最新話の下にある、評価ボタンから、評価をお願いします!

評価、ブクマして頂けると励みになるので、ポチッとしてもらえると嬉しいです!


毎日、更新頑張りますので、これからも、応援よろしくお願い致します。

ご意見、ご感想などもお待ちしてます。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ