第4話 初めての人と初めての町
文章の修正を行いました。(2019/7/18)
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マップで町を見つけた俺は一直線に歩いていた。
1時間ほど歩いたところで、森が終わり草原に出た。
森から少し離れたところに、歩きやすい程度に補正された道があったので道沿いに町を目指すことにした。町まではここから30分と言ったところだ。
道を歩いているとヘビを見つけた、と言うよりも、マップに表示された。
森の中を移動中、マップで何か出来ないか調べてみたら表示設定ができることがわかった。
たとえば生物と設定すると、マップ上にいる生物が丸いマーカーで表示される。
また除外設定などもでき、生物に引っかかる無害な虫は表示されないように設定できた。
最初マーカーだらけになった時は焦った……
草むらから出てきたヘビを土魔法で作った槍で突いて倒した。
念の為、鑑定して食材として使えるか確認してみた。
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【キラースネーク】
【スキル】ー
【補足】肉質は固く噛みきれない。
体に毒袋を持っている。
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「毒蛇か……肉も美味しくなさそうだな」
食べれそうにないが念の為アイテムボックスに収納する。
そんなことを何度か繰り返していると町の前まで到着した。
門には厳つい髭面のおっさんが立っている。
第一異世界人発見だ!
「こんにちはー」
「おい! 待て!」
挨拶をしながら門を潜ろうとするとおっさんに止められた。
「え?」
「町に入る前に身分証を見せる決まりだ、どこでもそうだろ、知らないのか?」
身分証……免許証じゃダメだよ、な?
どうしよ……
「身分証が無いなら町には入れないぞ!」
俺が考えているとおっさんがイラつきながら言ってきた。
「身分証持ってないんです……落としたみたいで……」
「なんだ!それなら早く言えよ、ほらこれに手をかざせ」
おっさんが黒い板を出してきた。
触る前に鑑定しとこう……ついでにおっさんも
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【ステータス板】
触れた人間のステータスを表示する。
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【名前 / 性別】カイン / 男
【年齢 / レベル】31歳 / Lv.22
【スキル】剣術:Lv.4
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ステータスが見れるのか鑑定スキルみたいだな。
おっさんはカインって名前らしい。
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【名前 / 性別】カミヤ ジン / 男
【年齢 / レベル】17歳 / Lv.3
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俺のステータスが表示された。
隠蔽した内容は表示されてないな。
あれ? スキルも表示されないのか?
「よし!登録は完了したからな後は銀貨1枚を仮払いすれば町に入れるぞ!」
金もいるのかよ!
「実は……金も落としちゃったみたいで……」
「それじゃあ魔石とかはないのか? 冒険者ならそれなりに魔物を倒せるんだろ?」
冒険者だと思われたみたいだな……このまま話を合わせるか。
ホーンラビットとかはこの世界で魔物と呼ばれているらしい。
そう言えば、アイテムボックスで解体した時に、小石みたいなのがあった。
アイテムボックスを確認してみると、【ホーンラビットの魔石】×9と表示されていた。
「それならあります!」
俺はポケットから出すふりをして魔石を取り出す。
手にはビー玉ほどの黒い玉が乗っていた。
「小さい魔石だな、これなら銅貨20枚ってところか、5個で銀貨1枚分として扱ってやるぞ」
「わかりました。それじゃあこれで」
ポケットから全部で5個の魔石を取り出しカインさんに手渡す。
「よし!それじゃあ通っていいぞ!ようこそカタクへ!
ギルドでギルドカードを再発行してきたら魔石は返してやるからな!」
「ありがとうございます、冒険者ギルドはどこにありますか?」
「あぁ、それならこのまま通りをまっすぐ行けば大きな建物があるからすぐにわかるぞ!」
カインさんは口調は荒いがいい人っぽいな。
ここはカタクと言う町らしい。
まずは冒険者ギルドに行ってギルドカードを発行しよう、それにこの世界のことも調べないとな。
◆はじめの町〜カタク〜
町に入った俺は冒険者ギルドに向かって歩いていた。
辺りは暗くなってきている、町を見た感じ町並みは中世ヨーロッパ風って感じだ。
カインさんに言われた通り、まっすぐ進むと大きな建物が見えてきた。
入口の上には盾の前に剣と槍が交差した看板がかかっており、その下には大きく「冒険者ギルド」と書かれている。
文字は日本語じゃないが読むことができた。
カインさんと話した時もそうだったが、異世界言語スキルのお陰で、文字も会話も問題ないようだ。
「よし、ギルドに入ってみよう!」
重たい扉を開けて中に入いる。
扉を開けた時、何人かこっちを見ていたが特に気にすることもなく視線は散っていった。
ギルドの中は思っていたよりも広いようで、左には受付の窓口が5つあり、そこにはいかにも冒険者といった風貌の人が何人か並んでいる。
右を見ると飯屋なのかこっちにも冒険者らしい人たちが飲み食いをしながら騒いでいる。
そして、真ん中には大きなボードがあり、紙がちらほらと張り出されている。
入口に突っ立っていても仕方ないのでとりあえずボードの近くまで行く。
ボードには記号の様な文字が書かれているが、読もうとすると、自動的に変換された。
左から F . E . D . C と書かれていて、それぞれに依頼書らしき紙が貼られている。
見た感じランク別に張り出されているようだが、Bランク以上のボードが見当たらない。
ここら一体は安全なのか、そんなに高いランクは要らないのかもしれない。
受付の方を見ると人だかりが無くなってきていて、空いてる受付があるのでそちらへ向かう。
受付には金髪美女が座っていた。
やっぱり冒険者ギルドと言えばこれだよな!
「すみません、冒険者登録したいんですけど」
「はい、登録ですね。では、こちらの登録用紙に記入をお願いします。」




