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平凡な、非凡  作者: 凛
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贅沢



いつもと同じ帰り道。

仕事終わりに上司に飲みに誘われ、その付き合いを終え、私は帰路についていた。



あぁ、つまらない。イライラする。

最近、よくこう考えてしまう。


特にこれといって不満があるわけじゃない。仕事も順調、付き合って長い彼氏もいる。

彼は私に一途だし、浮気だってしない。連絡もマメだし、ちゃんと愛の言葉だってくれる。

週に一度は会って、行きたい所、美味しいご飯も食べに連れていってくれて、客観的にみて本当にいい彼氏。いや、事実本当に那月はいい彼だ。


幸せ者なんだと思う。私は。




ただ、時々胸がなんとも言えない孤独、虚無感に包まれる時がある。無意味な不安、恐怖。

一度それが広がり出すと、どんどん心が侵食されていくのだ。



「…贅沢なんだろうなぁ。」






誰も居ない暗い夜道を歩きながら、一人そう呟いた。




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