3話 親父への殺意
どうなってるんだ?いきなり転校生だと思ったらあいつなんて・・・・・・
と、翔太は肩を落とした。現在2時間目が終わり、隣にいる神崎冬華(幼なじみ(;一_一))に顔を向けた。
「翔太?何?」冬華が顔を向ける。
こいつはわかってない。なぜ1時間目が終わった瞬間うちのクラスに他のクラス(他の学年)がいたか。
こいつ目当てだった。
(1組にめっちゃ!それはもうかっわいい美少女来たって!)
これが全クラスいや学校中に広まった。そして冬華みたさに集まったのだ。
「なぁ?学校案内だけど・・・・・・・・・」
「あっそうかぁ」と、俺の言葉をさえぎるように冬華が言った。
「この階でいいや・・・・・とりあえず案内して」
「はぁ、でもドアに人が集ちゅ・・・・・」
「あんたについてけばいいじゃん♪」お前ってやつはぁぁぁぁぁぁ!
まぁ、しょうがないので案内した。
ちなみにこの中学(私立)は高校までエスカレーター。中学は「日本一設備がいい中学校」といわれるほど。俺らがいるA棟2Fは1組、2組、3組と第1音楽室、第4理科室、そしてトレーニングルームがある。ちなみに中学でトレーニングルームって・・・・・ないよなぁ。
冬華は俺の説明をちゃんと聞いてくれた。こういうとこばっかだったらいいのになぁ・・・・・。
「しっかしあんただとは最初思わなかったよ」冬華は笑顔(これは核兵器並みの威力)をむけていった。
「そうだよなぁ」と俺は髪をいじった。
「わかった理由が名札と私に対する言い方だけだもん・・・・あと髪切ったら?」
「それはなぁ・・・・」
さぁここで気づいただろうか。第1話で俺は「短髪」となっていたが、これは「俺の」中での短髪だ。
ちなみに仙田に言わせると・・・・・。
「オタっぽいし、ポ○モンのモ○ジャラみたい」
何でかというと「先生」に髪を切れとあからさまに命令口調で言われたのに反抗してしまったからである。だから先生が言うと「俺の中では短髪なんだよ!」で応戦する。
そんな俺にあきれたのか誰ももう俺の髪について言わなくなった。
「うーん、あ!冬華チャイム鳴るから戻るぞ」
「え!う、うん」冬華と俺は廊下を走り出した。
ちなみに授業中俺は仙田などから質問攻めだった・・・・・・。
今日は給食はなし。先生方の会議で午前授業だった。
「翔太〜!」俺が帰ろうとすると冬華が声をかけた。
「なんだよ」俺は怪訝な顔を向けた。
「今日さぁ引越しの荷物が届くんだけど、手伝って」
「俺がぁ?他の奴に・・・・・」
「だって私転校生だし・・・・・」
「知り合いもいないのに転校してきたのか」
「私一人で行けって・・・・・1人暮らし・・・・・翔太が何とかしてくれるってうちのお父さんと翔太のお父さんが」
「はぁ?あのクソ親父・・・・・で家はどこだ?」
「エルフマンション・・・・・・」
「俺と同じとこじゃん」
「あ、そうなの」
「しゃーねぇなぁ・・・ま、手伝ってやるよ」
「ありがとう!」冬華は笑ってこっちを向いた。思わず顔が赤くなる。
「ま、いいって。帰ろうぜ」
「うん」
それから俺は冬華の前の学校(俺の母校の小学校)のことを聞いたりした。
そしてそんなこんなでエルフマンションについた。
「何号室だ?」俺は鍵を出しながら聞いた。
「うーんとねー・・・・・・」
「?」
「305号室」
ガシャン 俺の鍵が落ちた。
「どうしたの?」
(いやそんなことありえない。きっと聞きまちがえだ)
そうしているうちに3階に着いた。
「305号室 工藤翔太」こう書いてある。
「え、え、え、え、え、え、え、え、え」冬華は動転している。やっぱりここか!
俺は元凶であるような感じの親父に携帯でかけた(ちなみに海外なため通話料はバカにならない)。
プルルルルル ガチャ
「おーう翔太元気かー」親父の能天気な声が聞こえる。俺はキレそうになるのをこらえていった。
「あんただろ」
「へ?」
「冬華の父さんとなんかいって俺の部屋に住ませるようにしたの!」
「あぁばれちった♪」
「ばれちったじゃねぇよてめぇ・・・・・・・・・・(ごめんなさい書けないような罵詈雑言の嵐)」
その頃冬華も親に電話していた。
「なんでパパ!翔太と住むの!」
「いいだろチャンスじゃないか」
「パパァ〜!」
その後2人ともいい争いが続いたが、そんなこんなで電話をきられてしまった。
呆然とする2人。しばらく時間がすぎてから翔太が言った。
「まぁ入れよ、ここなんだろ?お前が住むの」
「あ、おじゃまします」
俺は2人分お茶を出した。静かに時間がすぎていく・・・。
「あの・・・どうしようか」冬華が言った。
「どうするって・・・・・お前他に知り合いとかいないんだろ?」
「うん」
「うーん」俺は悩んだこいつに1人暮らしはどうかと思ったが今考えるとあぶない・・・・。
「よしわかった」
「?」冬華は困った顔を上げた。
「俺の親父が言ってたんだからしょうがねぇ」
「え・・・と、言うことは」
「そういうことだろ」といってからハッとなる。
中学生とはいえ同棲・・・・・・。
2人とも顔が赤くなる。
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「とりあえずダンボール入れようか」
「うん・・・・・」
これからどうなるんだろう。俺は最後に行った親父の言葉を思い出した。
「変なことすんなよー孫はまだ早いからな」
あのクソ親父・・・・・俺の手の中の携帯が俺の手の中でピキッと音を立てた。
どーも真龍です!
今回から日本シリーズ、俺てきには日ハムかな。
まぁ両チームともがんばってもらいたいものです
次回は人物紹介。出てない人物も紹介するかも。
次回「おれのなかま(?)たち」です。