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凡庸  作者: 雪涼
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8万円負けた

何も知らないガキが偉そうなことを述べたらバチが当たったんだと思う。僕みたいな人間はきっとこのまま安定して堕ちていくんだろうな、そう思うとわざわざ我慢した紙煙草がやけに不味く感じた。換金所隣にある喫煙所、僕はここで生まれたのかもしれない。

なぜならここにいる時僕は家族の前で喋るよりもスラスラ言葉が出るのだから。まぁ…負けた愚痴なのだが


時刻は8時。綺麗な満月だ

月が綺麗ですねという言葉がありますね。僕はその言葉が嫌いなんですよ。だって月は誰が見ても綺麗じゃないですか、こんな僕にでも誰にでもいい顔をしている月を僕は信じられないのです。なにか裏があるのではと…、うっかり僕がなにか相談でもしたら、それを誰かにチクってるんじゃないかと。

だから僕は月が嫌いだ。顔を上げ月を見る

あぁ綺麗だ。やっぱり僕は月が嫌いだ

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