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凡庸  作者: 雪涼
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6

陽キャが嫌い。うん、えらい嫌い

「いらっしゃいませー」と言わないと店長が見てくるので形上そういうのだが本当はお前らなんぞ招かれざる客だ。コンビニバイトに関して言うならばタバコを買いに来る時だ。明らかに20歳超えていないようなガキが随分楽しそうな顔しながら番号を言ってくる

「お客様。身分証かなにかありますか?」

「は?俺が20歳に見えないの?」

「まぁ…そうです」

「なんなん?うざ。じゃ無しで、はぁうっざ。お前みたいな陰キャがなんも言ってくんなよ」

「……お会計591円になります」

声が震えているのが分かる。心臓がバクバクして怖い。まるでこの陽キャが僕の心臓を握って潰しているように

600円。お金を入れるところに投げられた600円

100円玉6枚を投げられたのでそのうち3つが飛んで床に落ちてしまった

「あ、ごっめーん」

うざいな。なんで僕みたいな()()()が不幸にあってこんなペラペラが良い人生を歩むんだろうか。ニーチェは「神は死んだ」と言ったがこれは本当だった。殺したいな、多分僕が刃物を持っていても殺せないかもしれないけど


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