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16.主治医に怒られまくった話

Sせんせい が あらわれた !


▶はなす

にげる


 遡ること2024年5月31日。

 私はいつもの総合病院で婦人科にかかろうとしていた。

 待合室は人でいっぱいなので、待合室外の椅子に座っていたら。


 なんと! これから休憩に入るだろう外科のS先生がお昼ご飯を片手に通りかかって、笑顔で私に手を振っている。

 S先生は髪を切って更に幼く可愛くなっていた。

 私は腹を撫でながら思わず泣きついた。


 私「先生~! ごめんなさい! 朝マック食べたらお腹痛くなった(´;ω;`)」

 自白しなければ気が済まなかった。

 それくらい下痢ラッシュだったのだから。


 先生「あかんやーん。 下痢は?」

 先生は苦笑いしながら訊いてきた。


 私「一日平均8回です。ステロイドが減ったとこに脂物の食事を摂ったから……すみません、休憩に入られる所なのに…」


 全くである。

 ちょっと声をかけたつもりが、えらい難儀なモンスターとエンカウントしたと向こうも思っているだろう。


 先生「今日は金曜日だから……土日頑張れる?」

 私「はい(´;ω;`)」

 先生「じゃあ予定通り月曜日に来て。それまでに考えとくね」

 私「ありがとうございます」


 こうして金曜日の通院は普通に(?)終わった。いや、腹が痛くて順番待てなくて薬だけもらって帰ってきたけど。

 その日、罪悪感で真っ赤なお通じが出たので、嫌々ながら写真に撮って残した。



 翌日、6月1日(土曜日)は地元の整形外科。

 しかし薬と湿布をもらって帰る途中で、自転車が歩道の柵にぶつかり、私は右下腹をサドルに(したた)かに打ち付けた。


 後で気付いたが太腿もすごく広範囲に打ち身が出来ていた。

 自分では腹が出過ぎていて見えないが、右下腹も打ち身で済んだ。


 だが事故ったその時は内臓破裂してないか心配なくらい右下腹が痛かったが、道行く人が心配してくれるので「お騒がせしました~」と明るく言って帰った。


 整形外科に行った帰りに、また整形外科に行く案件を作るなと自分を叱咤したい。


 というか事故った場所、整形外科から30mだったから引き返して診てもらえば良かったかな?(迷惑患者にも程がある)


 この日からこれ書いてる今日(6月4日)も相変わらず右下腹の打ち身は痛いけど、お腹の調子は整ってきた。

 日曜日のご飯をうどんや蕎麦、魚にしたのが良かったのだろう。


 ◆◆◆


 はい。そんな訳で6月3日、月曜日です!

 総合病院・外科の日です!


 採血受付台は相変わらず混んでいて12人待ち。何度も言うが、採血や検尿の受付台への順番です。


 私の前のおじさんが「まだかよ」とボヤいていました。


 そして、おじさんの番が来たのに受付のお姉さんはパソコンに向かったり、前の人の受付の仕上げをしてて、おじさんには「あ、勝手に受付やっててくださいね」と放置。


 ワンオペで、忙しい月曜日だから仕方ないが、おじさんは「勝手にやれって言われても……解らへんよ」と言っていたので、私は見かねて「お手伝いしますよ」と手助け。


 おじさんの診察券を同意の上で受け取り、採血受付台に突っ込む。

 暫くして検尿の指示が画面に出たので、「ここから検尿カップが出ますよ」と教えてあげたら「そうかい、ここかい」とおじさんは機械から吐き出された検尿カップを手に取る。

 仕上げに診察券を渡せばおじさんは軽く会釈してトイレの方向へ去って行った。

 

 あれ? 良く考えたらきちんとお礼は言われてないけど、まあいいやw


 自分の受付を済ますと、番号は42番。

 何度も言うが月曜日の朝8時50分である。

 調査兵団採血部隊さん達、採血受付台の受付お姉さん、ほんまお疲れ様です……!


 ローソンでパリチキを買ってもぐもぐ。

 これバレたらS先生に大目玉食らうので、休憩スペースでもぐもぐ。


 パートナーとLINEして、朝の顛末を話すとめちゃめちゃ褒められた。

「一日一善(`・ω・´)キリッ」とか返事して鼻高々してました。


 さて、私の診察の番です。

 先生は「思ったより血液検査の結果が落ち着いてました」と安堵顔。

 私も安堵。


 炎症反応のCRPは0.06→0.09。あら、ちょっと上がってる。

 血沈(けっちん)は16→14。血沈が下がっとる!


「血圧は?」と聞かれたので、毎朝と12時半、夜19時半に測って記録しているノートを出す。

 先生は「きちんと付けてるの、本当にえらいね。……血圧も問題無さそうかな」と褒めてくれました。

 体温も訊かれたので36.8℃~37.1℃と答えて、ついでに問題のお通じの写真を出す。


 S先生「ん~。お尻が切れてるみたいやね……あ、この赤いのはあかんやつ。これいつの写真?」

 私「5月31日です、先生に出会った日」

 先生「ああ~」


 納得がいったような声を出す先生。

 なんでしょう、そんなに変な顔色してたのかしら、金曜日。


 先生「先程も言ったように、血液検査は思ったより落ち着いてるから、本当なら今日減らそうと思ってたステロイドをそのまま10mg、2週間続けてもらいます」

 私「はい」

 先生「その次は5mg、更にその次は2.5mgと減らしましょう!」

 私「はい」


 先生「食事制限もしっかりしてくれてるみたいだから、今が正念場です」

 私「あ、こないだカレー食べました。鶏肉を誤って7枚解凍しちゃって2枚を玉ねぎとチキンのカレーに」

 先生「あかんやん! あれスパイス!」

 私「ハ〇スのバー〇ントカレーの甘口ですよ?」

 先生「あれ油だから! それで? 冷凍した?」

 私「一日で食べ切りました」

 先生「あかんやん! そこはグッと我慢して小分けにして冷凍! 冷凍してたまに食べるの」


 怒られてる上に漫才みたいになってきました。

 これはさっきパリチキ食べた事なんてもっと言えないな。

 更に残りの解凍鶏肉は、昼と晩、つまり一日で1人あたま2枚、しかもチキンステーキで食べた事なんて言えない。

 更に更に、残りの1枚はトマトで煮込んでUCの再燃期に食べてはいけないパスタのソースにしたことなんて絶対言えない。


 私「あ、でも夜食の代わりにカフェインレスの紅茶飲んでます」

 先生「それいいね!」


 先生、ノリ変わるの早いです。


 私「あとは間食も少なくなってきてます。食べてもこしあん団子6粒かな?」

 先生「……それは多いね! 半量にしよう!」

 私「えー? 3cmくらいの小さなお団子ですよ?」

 先生「先生のカルテの中ではうすらいさん、97kgになってるの。前はそうだったから今もそのままになってるの。まずはそこ目指そう?」


 なんか圧を感じます。

 そう言われると101.4kgある私は何も言えません。


 先生「その次は95kg目指して、段々減らそう? 先生もね、ダイエットしてるの」

 私「え? 先生が? そんなに細いのに?」


 これにはびっくりです。

 私にとってはS先生はお人形さんみたいな顔立ちに髪型、スタイルもスレンダーで憧れる要素しか無いのですから。


 先生「外科医ってね、努力しないとすぐ太るか倒れるかだから、私めちゃ頑張って鍛えてるの。体幹とかすごいよ。一緒に頑張ろ? ね?」


 相変わらず軽いノリでダイエットに誘ってきます、この先生。

 先生の体重、多分50kgも無さそうなのに。


 私「ラジオ体操第一ならたまに……やってます……」

 先生「いいじゃん! ラジオ体操から始めて運動しよう! ね!」


「ね!」が口癖です、この先生。


 そしてお薬の残量を訊かれたのでリアルダだけ一日分残ってる事を伝えると、13日分。アザニンとプレドニゾロンは残ってないので14日分出されました。


 とりあえず2週間はプレドニゾロン(ステロイド)は減薬延期ですが、私の今までの体調の良さは全部ステロイドのおかげだったと今更ながらに思い知り、やってないも同然な食事制限を締め付ける事から始めないと。


 あと、ラジオ体操。

 続くかなぁ?

 何だかんだで体調悪くなってたり、やる暇無くて長続きしてない。

(時間は全てダイヤモンドアートに溶かした人)


 退室前にパートナーがB型肝炎ワクチンも打ってないのに、私から感染して無症状のまま抗体になりその抗体が1000あった事を伝えたら「良かった~! パートナーさんにSがホッとしていたとお伝えください」と言われました。


 これには本当にパートナーの体と運と神様に感謝しか無いよね。


 後は私次第だ! 頑張る!

この診察の後、時間を空けてだし巻き玉子弁当と焼きそばパンとごつ盛りワンタン醤油味を食べたの内緒な?|ノд・)ヒソヒソ

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