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第38.5話 上洛ってどういう意味?

大田勇介マタスケ藤田吉郎ヨシローの対話コーナーの第39弾です。


今回のテーマは、上洛ってどういう意味?です。


第38,39話で出てきた上洛という言葉について取り上げました。


ぜひご一読ください。

ナレーション

 さぁ、始まりました!親友ふたりによる、夢のひととき。今回のお題は・・・「上洛(じょうらく)ってどういう意味?」です!!では、おふたり、お願いします。


藤田吉郎ヨシロー

 上洛ねぇ。第38話と第39話のタイトルやんな。そういや、どういう意味なんやろ?


大田勇介マタスケ

 「洛」は京都のこと。「上洛」とは「洛に上る」、つまり当時の首都である京都に上ることを意味する。


ヨシロー

 そうなんや。・・・あれ!?意味わかったし、今回もう終わり?


マタスケ

 せっかくやし、なぜ「洛」が京都を意味する字になったんかとかについて見ていこうと思う。


ヨシロー

 なるほど。じゃあ、「洛」ってそもそも何なん?


マタスケ

 「洛」は略字で、実際は「洛陽(らくよう)」という中国の都市の名前のこと。この町は今でも河南省の省都になってる大都市やけど、かつては中国の首都のひとつやった。平安時代、遣唐使(けんとうし)が盛んに送られてた頃、中国は唐王朝の時代やってんけど、洛陽は首都のひとつとされてた。


ヨシロー

 首都のひとつ!?首都ってひとつやないんか?


マタスケ

 元々長安という都市が首都で、洛陽は副首都に位置づけられてた。ただ、途中から洛陽は長安と同格の首都に引きあげられて、「両京(りょうきょう)」と通称されるようになった。


ヨシロー

 それが何で京都を意味することになんの?


マタスケ

 平安時代から貴族社会では日本語を中国の言葉に置き換えることが、もてはやされていた。だから、「平安京(京都)」を「洛陽」に呼び変える風潮が生まれ、さらに縮めて「洛」のみで京都を意味する言葉となったんや。これを「唐名(とうめい)」と言って、例えば「中納言(ちゅうなごん)」という官職は「黄門(黄門侍郎)」と呼び変えられた。つまり、「水戸中納言=水戸黄門」となるわけやな。


ヨシロー

 おぉ、水戸黄門ってそういう意味やったんや。


マタスケ

 うん。ついでに「京」や「都」の語源についても触れてみようかな。


ヨシロー

 そう言えば、京都って地名の由来とかは知らんなぁ。


マタスケ

 まず、「京」は皇帝の住まいがあるところを意味する。つまり、首都のことやな。「北京(ぺきん)=北にある首都」、「南京(なんきん)=南にある首都」となるね。


ヨシロー

 そういう意味やってんな。じゃあ、「都」はどんな意味?


マタスケ

 「都」は人が多く集まる場所、転じて政治の中心である首都を意味する言葉となる。蜀漢の首都「成都」、元王朝の首都「大都」など首都の名前にも使われるようになった。


ヨシロー

 とすると、京都は「首都&首都」ってこと?


マタスケ

 そう。「キング・オブ・首都」的な名前やねん。さすが「千年の都」なだけあるよな。


ヨシロー

 千年の恋は冷めることあるけど、京都って名前である限り「千年の都」は続いているんやな。


マタスケ

 お、久しぶりに上手いこと言うた!?


ナレーション

 お後がよろしいようで。

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― 新着の感想 ―
[一言] 北京は古代中国の辺境、燕雲十六州の燕の首都だった 燕京に当たります。 燕という字の草冠と口と足を取り除くと「北」になることに気が付きました。 だからどうした?って話なんですが・・・
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