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第30.5話 帝舜ってどんな人?

大田勇介マタスケ藤田吉郎ヨシローの対話コーナーの第31弾です。


今回のテーマは、帝舜ってどんな人?です。


第31話に登場した、帝舜の逸話について取り上げました。


第31話をご覧になる前に、ご一読ください。

ナレーション

 さぁ、始まりました!親友ふたりによる、夢のひととき。今回のお題は・・・「帝舜(ていしゅん)ってどんな人?」です!!では、おふたり、お願いします。


藤田吉郎ヨシロー

 今回も中国の話やな。何か多いよな。


大田勇介マタスケ

 当時の教養と言えば漢文の素養になるから、故事をひいて話をするとなると、どうしても中国の故事がメインになる。筆者は個人的にヨーロッパの話なんかも入れたいみたいやけど、まだ信長がヨーロッパの人々に出会ってないから、先になりそうやな。


ヨシロー

 ほんで、この帝舜ってのはどんな人なん?


マタスケ

 三皇五帝と呼ばれる古代中国の伝説上の君主のひとりで、元々はただの庶民やったんやけど、とにかく人望があつかった。一代前の帝堯に認められてその後継者となり、当時の中華のトップである帝となった。ちなみに、「皇帝」という名称は「三()()」に由来している。


ヨシロー

 庶民からトップになるんやから、とんでもない人望の持ち主なんやろな。


マタスケ

 せやねん。善政を行ったから、彼が治める歴山という土地では民がみな土地の境界で争うことなく譲り合い、多くの人が歴山に住みたがった。そのため、1年で村になり、2年で町になり、3年で都となった。


ヨシロー

 よくわからんけど、ものすごい人気やったんやな。


マタスケ

 神様みたいに優しくて公平な人やったみたいでな。もっとも、実在した人物という確証はないんやけど。


ヨシロー

 そう言えば、第31話では家族に殺されかけたとか言われてたけど、何があったん?


マタスケ

 舜の実母は早くに亡くなって、父の瞽叟(こそう)は後妻をもらった。やがて、舜に異母弟が生まれると、父母は舜に辛くあたるようになった。


ヨシロー

 うわぁ・・・「毒親」ってやつやん!!


マタスケ

 しかも、成長した異母弟の(しょう)もワガママな性格に育ち、ついには父の瞽叟にそそのかされて舜を殺し、君主の座や富を手に入れようとした。


ヨシロー

 ホンマに家族に恵まれんなぁ・・・。実の父親や弟に命狙われるなんて。


マタスケ

 けど、命を狙われても、舜は父母に孝行を尽くし、弟を可愛がった。


ヨシロー

 うーん、凡人には理解できんな。つーか、舜って人、鈍すぎて気がついてないだけなんちゃうん?


マタスケ

 いや、井戸掘るように言われたとき、万一のことを考えて横穴を掘っていた。だから、上から大量の土砂を投下されたとき、横穴から脱出できた。


ヨシロー

 じゃあ、ホンマに殺しに来ることを予測して生き延びたのに、親孝行とかしてたんや!?


マタスケ

 そうやねん。普通ならグレそうなもんやけどな。他人だけでなく、悪意のかたまりみたいな身内にも真心で接する舜は、より人望を集めたってわけや。


ヨシロー

 聞けば聞くほど普通の人間やないな。なるほど、ただの庶民からトップに登りつめただけのことはあるな。


マタスケ

 第31話では、そのことを下敷きにして話をしてるわけやな。つまり、身内に裏切られても、一度は度量の広さを見せなさい、そうすれば舜みたいに周囲から支持を得やすくなりますよってこと。


ヨシロー

 一度は許せ、なんやな。何度もじゃなくて。


マタスケ

 謀叛人を何度も許してたら、かえって周囲から見くびられてしまう。このへんは時代や土地柄の違いもあるやろな。それに、信長の性格も、舜みたいな優しさのかたまりではないしな。


ヨシロー

 舐められたら終わり、か。それにしても、えぐい時代やな。


マタスケ

 最後は自力救済、むき出しの武力がモノを言う時代やからな。舜のような生き方は、現実的ではないやろ。


ヨシロー

 やっぱ、何でも()ってものがあるよな!


マタスケ

 ・・・ああ、()だけにな。


ナレーション

 お後がよろしいようで。

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