第0.5話 今作のコンセプトについて
今作は、各話の間に大田勇介と藤田吉郎の対話形式のコーナーを入れて、用語説明とかをしていこうと思います。
第一弾となる今回は、今作のコンセプトについてです。
今作がどういう作品かについて説明する内容となっていますんで、ぜひご一読ください。
ナレーション
さぁ、始まりました!親友ふたりによる、夢のひととき。今回のお題は・・・「今作のコンセプト」です!!では、おふたり、お願いします。
藤田吉郎
いやいや、お願いしますと言われても・・・。いきなりこんなとこに連れてこられて、何したらええねん・・・。
大田勇介
とりあえず、俺が先生役でヨシローが生徒役な。毎回与えられたお題についてヨシローが質問して、俺が答える。歴史物って予備知識がないとチンプンカンプンやから、このコーナーで予備知識を入れてもらおうってことやな。詳しい人には必要ないかもしれんけど。
ヨシロー
なるほどな。筆者が説明下手やから、かわりに俺らにやらせるっちゅーことやな。
マタスケ
うん。その通り!
ヨシロー
なんだかなぁ~・・・まぁ、ええわ。じゃ、さっそく質問!今回のお話なんやけど、筆者が小学校高学年の娘を意識して書こうとしてるってホンマなん?
マタスケ
・・・それは本当や。筆者は娘と一緒にアニメとかドラマを見てるけど、娘が歴史物に全然興味持ってくれへんのを悲しんでてな。娘が好きな転生モノとか異世界モノみたいな作品やったら見てくれるかと思ったそうや。
ヨシロー
俺らを駆り出してコーナーやらせてるのも、そういうことなんか?
マタスケ
そう。本文中に難しい言葉とか知らん事件とか出てきてつっかえると、そこで読了になっちゃうかもしれん。何とかつなぎとめようと必死なんや。もちろん、ネットに上げる以上、色んな人に見てほしいからって考えもあるんやで!
ヨシロー
小学生に見せるということは、エロや残虐描写は基本なしの方向ってことでいいんか?
マタスケ
その通り!
ヨシロー
で、筆者はこの物語をどういう風に書いていこうとしてんの?「史実準拠」とか「『信長公記』をもとにして」とかじゃ、よくわからんのやけど。
マタスケ
太田牛一の『信長公記』に書いてあることはすべて正しいってことにして、その内容に沿って書いていくということ。主人公の家族とか家臣とかの情報がなさすぎて架空の人物を登場させてるけど、それ以外には架空の人物は登場させないし、あんまりリアルから離れる話にはしないつもりでいるみたいやな。
ヨシロー
じゃあ、よく歴史転生モノでチート技術使ったり、異世界モノでチート能力もらったりしてるけど、そういうのはないってことやな?
マタスケ
そう。あれはあれで凄くワクワクするんやけど、そういう要素は他の作者さんにお任せして、等身大の普通の男を主人公にした、なるべくリアルな話を書いていきたいと。
ヨシロー
「筆者の独自解釈は入ります」っていうのは、どういうこと?
マタスケ
『信長公記』って日記とかメモ書きみたいな文章になっていて、すごく淡々としていると言うか・・・登場人物の感情とかあまり見えにくいんよね。だから、このときこの人物はこんな考えで動いてたんちゃうかっていう筆者の考えを加えて物語にしていく。あと、当時の戦闘の様子とか、筆者がこうだったんじゃないかって考えてることを、物語の中で反映させていくってことやね。
ヨシロー
そういうことか。その辺が筆者の腕の見せどころってやつやな。
マタスケ
そうそう。だから、筆者も色々調べて「慎重」に書いていこうとしてるねん。『信長公記』だけに。
ナレーション
お後がよろしいようで。
関西弁の対話コーナー、いかがでしたでしょうか。
今後もこんな形で説明とか予備知識が要りそうなことを取り上げていきます。
よろしくお付き合いください。