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魔法?時代は変身でしょ?  作者: 葛之葉
異世界でヒーローバトル始めました
29/29

ライバルに認められ、飽くなき戦いへと進む

「‥‥‥あの時の男だな、お前」


凶次は英雄に向かい言った。


「誰だ、君は‥‥‥」


「誰でも構わないだろ、正義の味方」


凶次の言葉に英雄が身を強ばらせた。


「お前は面白い、この弱者しか居ない世界においてな」


ニヤリと笑みを浮かべる凶次。


おやっさんが、そんな雰囲気を和ませようとフレンチトーストとコーヒーを出した。


何も言わず受け取り、食し始める凶次。


静まり返った空気の中、食べ終った凶次は改めて英雄を見る。


「今日の所は挨拶だ、何れ我等【ネオ=クリムゾン】が貴様を叩き潰すだろう」


そこまで言って凶次は、背中を見せ出口へと向かう。


出口の扉を開いた所で、凶次は足を止めて背中を見せたまま英雄に話し掛けた。


「‥‥‥いつかお前と決着をつける時まで殺られるなよ、弟よ」


そう言い残してその場を去った凶次。


「ま、まさか死んだはずの兄さん!?」


英雄が叫ぶが既に凶次は居なくなっていた。


おやっさんとボロンゴ少年団が心配する中、英雄は思った。


これが、俺がこの世界に来た本当の理由なんだ、と。


英雄とネオ=クリムゾン、そして兄、凶次との死闘が幕を開けるのであった。


その結末は、其々が決めて欲しい。


その何れもが、本当の結末であるのだから。


【魔法?時代は変身でしょ?】完

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