02
私とアカネが最初に出会ったのは、中学1年の時だ。
親の都合で、小学校卒業と同時に今の家に引っ越した私は、初めて中学に登校したときには友達はもちろんいないし、顔も名前も誰も分からなくて、完全にアウェイだった。そんなときに最初に私に話かけてくれたのが、アカネだったんだ。
私たちの最初の会話は、確か、こんな感じだったと思う。
「あ、あの……」
「え? 何?」
「い、いえ……あの……」
「あ、私? 知らない顔だから驚かせちゃった? 中学からこっちに引っ越してきたんだ。七嶋アリサっていうの。よろしくー…………ってかさ、もしかして他の人って、全員知り合いだったりする? 授業の前に、自己紹介の時間ってあるよね? 今みたく、私だけ全員に自己紹介してくのとか、結構きついんだけど……」
「み、三ノ輪……アカネ……です」
「え? あ、ああ、貴女はアカネちゃんっていうんだ。へー、見た目どおりの可愛い名前だね。ミノワっていうのも、珍しい苗字でカッコいいね。あれでしょ? なんかあの、スノコみたいな難しい漢字書くやつでしょ?」
「い、いえ……あの、三の輪って書いて……ミノワです……」
「あ、そうなの? でもいいじゃん、シンプルで。やっぱりカッコいいいよ。ちなみに私は、七の嶋って書いて七嶋……って、それは聞かなくても分かるか」
「三と七………足したら、十だね……」
「え?」
「い、いえ……あの……」
「ぷっ…………あははっ、ホントだねー。ってか、そんなこと言われたの初めてだよー。アカネちゃんって、面白いねー」
「な、七嶋さんも……おもしろいよ……」
「え、そぉう? おっかしいなー。私、この学校じゃあクールビューティで行くつもりだったんだけどなー。……ってかさ、私のこと、『さん』付けなんてしなくていいよ? 前の学校の友達も誰もそんな風に呼んでないし、もっと砕けた感じでいいからさ」
「じゃ、じゃあ……、七……ちゃん」
「えっ!? な、ナナちゃん!? 何それ!? それこそ初めて呼ばれたよっ! え、じゃあ私も、サンちゃんとか呼んだ方がいい感じ? ぷぷぷーっ! あなたって、ホント面白い娘だねっ!?」
「え……。あ……あはは……」
「ナナちゃんサンちゃんって、漫才コンビかよっ! あはははーっ!」
そんな感じで、私たちはすぐに友達になったんだ。
結局その後、授業の最初でも自己紹介の時間はちゃんとあったから、私はクラスのみんなに個別に自己紹介して回る必要はなかった。そのときに自分から名乗ったせいで、「ナナちゃん」っていう私の呼び方も、一時的にはクラスで広まったりした。でもそれは、すぐに「アリサちゃん」とか「アリサ」っていうオーソドックスなやつに淘汰されて自然消滅してしまったし、私も、気付いた時には当然のようにアカネのことを「アカネ」って呼ぶようになっていた。
でもアカネだけは、どういうわけだかいつまでも頑なに、「ナナちゃん」っていう呼び方を使い続けていた。
それからしばらく経って、学校にも慣れて、私に他の友達も増えてきたころ。その友達の中の1人が、こっそり私に教えてくれたことがあった。
それによると、実は最初に私に話しかけてくれたときのアカネって、私と同じように周囲から孤立した存在だったらしい。と言っても、彼女は別に引っ越ししてきたわけじゃないから、クラスには彼女のことを知ってる人は何人もいた。だけど、小学校のときのアカネって、人付き合いを避けていて1人も友達がいなかったらしくて、みんなもそんな彼女からは距離を取ってしまっていたんだそうだ。
それを私に教えてくれた娘の結論としては、「だから、そんな根暗なやつと仲良くするのはやめなよ」ってことを言いたかったらしいんだけど……。でも、私がそれを聞いて思ったのは、彼女の思惑とは全く逆のことだった。
小学校では、友達がいなかったアカネが、中学校の初日に、自分と同じように1人ぼっちでいた私に、「彼女の方から」話しかけてくれた。それってつまり、私と友達になろうとしていた、ってことでしょ? それまで1人でいた彼女が、自分を変えるために、自分から行動したってことでしょ?
そんな彼女のことを、私は単純に、すごいなって思った。初対面のときに言ったような適当なお世辞なんかじゃなく、本当の心の底から、カッコいいなって思った。彼女の行動力と心の強さに、ある種の憧れさえ感じた。そんで、もっと彼女のことを知りたくなっちゃったんだ。
だから私は、助言をくれた娘のことを無視して、それからもアカネとは友達を続けた。むしろ私としては、そんなすごくてカッコいいアカネのことを、もっと他のみんなにも分かって欲しいって思うぐらいだった。
でもアカネの方では、あんまりそういう気持ちはなかったみたい。
みんなにもっとアカネのことを知って欲しくて、私は何度も彼女に、私の他の友達を紹介しようとした。放課後に部活の友達とカラオケ行くときとか、週末に他の友達と遊びに行くときとかに、なるべくアカネのことも誘うようにした。でも彼女はいつも、ちょっと悲しそうな顔をしてから、その私の誘いを断ってしまうんだ。
そんなだったから、中学の間中も、卒業して高校に行った後も、彼女には私以外に親しくしている人はいないみたいだった。私はそれをちょっと不思議に思ってたけど、嫌だって言ってる彼女に強制する必要はないと思って、そんな状態を放置していた。
その理由をやっと彼女から聞くことが出来たのは、いつものようにフットサルの部活を終えて、方向が同じアカネと一緒に家に帰ろうとしていたとき。
私が『亜世界』に召喚される、直前のことだった。
きっと、一目惚れだったの……。
ナナちゃんのことを教室で初めて見たときから、目が離せなくなって……。この娘と仲良くなりたい……なれたら、いいなって思って……。それで、勇気を振り絞って、声をかけて……。
ナナちゃんと友達になれて、本当に……本当に……嬉しかった……。
でも……明るくて、楽しいナナちゃんが……みんなともどんどん仲良くなっていくうちに……だんだん気持ちが、おさえられなくなってきて……自分だけを見て欲しいって、思うようになって……。
ナナちゃんのためなら……なんだって出来たよ……。ナナちゃんのことを考えるだけで……力が湧いてきたから……。
勉強がんばって、同じ高校に来たのも……。全然興味なかったフットサルのマネージャーになったのも……みんな、ナナちゃんのためだよ……。ナナちゃんさえ、そばにいてくれるなら、他の物なんて全部どうでもよかったんだよ……。
ナナちゃん……私、貴女のことが……。
私が、彼女のその言葉に「返事」をしたときも、心の強い彼女は笑ってくれた。
ぼろぼろと涙を流していたのに、それでも、無理をして笑ってくれていた。
忘れてくれていいよ。ナナちゃんは何も悪くないよ……なんて言って、私に気を遣ってくれさえした。
バカな私は彼女のその言葉に甘えて、そのあとちゃんと話をしないまま、1人で帰ってしまった。きっと大丈夫だ。明日になればまた、私たちは元通りの友達同士に戻れるんだろう、なんて思って……。
まるで、彼女が愛の告白なんかしなかったみたいに。彼女の私への想いなんて、最初からなかったみたいに。
そんなわけ、ないのに。
※
あれから。
そもそも抱きついてきたのはアカネの方だったはずなのに、何故か、変質者とかテロリストとかと勘違いされた私は、鎧を着た戦士風の人たちにがっちり取り押さえられてしまった。そしてそのまま、危うく牢屋ちっくなところに連れていかれそうになっていたんだけど……。
アカネの、「ちょっと、やめてよっ! ナナちゃんは私の友達なんだよーっ!?」っていう鶴の一声によって、何とか解放してもらうことが出来たのだった。
「もおーうっ! しっかりしてよね! ナナちゃんが変質者なわけないでしょおーっ!? どこをどー見たら、そーゆー風に見えちゃうのよぉうっ!」
「も、申し訳ありませんでした……。まさか、アカネ様のご友人とはつゆ知らず……」
ってか……え? アカネ……様?
「まあ、今回は知らなかったわけだから、『マイナス』はしないでいてあげるけどさぁ……。次にナナちゃんに失礼なことしたら、しょーちしないからねっ!」
「あ、ありがとうございますっ! ご慈悲に、感謝いたしますっ!」
「もぉいいから。さっさと警備のお仕事に戻ってよぉ」
「は、はいっ! 失礼しますっ!」
「はぁーい……」
さっき私を取り押さえた人たちのリーダー的なポジションらしい、他の人よりちょっと高級そうな鎧を着た女の人を、まるで使えない部下を怒る上司のように扱っているアカネ。2人の話し方と、それまでの行動から、なんとなく、その女戦士さんたちがアカネのボディガードらしいことが分かった。でもそれ以外のことは、まだいまいち……どころか、全く理解できずにいた。
「あのー……」
「あ、ナナちゃん大丈夫だったぁー? ケガとかしてなぁーい?」
「え? あ、うん。ケガは別に、ないけど……」
彼女の存在自体に驚いていたせいで、それ以外の部分にまでは気が回ってなかったけど。改めてよく見てみると、普通のJKの制服姿の私と比べて、今のアカネの恰好は明らかに現実離れしたものだった。フリフリで、プリプリな感じの……いわゆるお姫様的な? 小さい子供がいろんな恰好して写真を撮れるお店って最近よくあるけど、その店頭とかに飾ってありそうな感じの、ピンクと白のフリルとレースで構成された、とてつもなく可愛らしい恰好。むしろ、可愛らしすぎてコスプレにしか見えないような……。
え? アカネって、こういうの好きだったっけ?
「あ、私ねぇー、今この『亜世界』で『管理者』やってるんだぁー」
「へー……って、え、え、えぇぇぇーっ!?」
そこで私はまた、大声で叫んでしまった。
だ、だって、そんな……たまたま行ったコンビニで友達見つけて、「私、今ここでバイトしてるんだー」みたいなノリで言われてもっ!? か、か、か、『管理者』っ!? アカネが、な、な、なんでぇーっ!?
「ねぇー? 私も最初、驚いたよぉー?」
いやいやいやっ!?
「だってさぁー、私、そーゆーの向いてないしぃ、絶対無理ぃーとか思ってたんだけどさぁー。でもぉ、意外とやってみたらこれが……あ、そおーだっ! こんなとこじゃナンだしぃー、私のおうち行こぉーよぉ? ね? 話の続きは、そこでしよぉー?」
「そ、それはまあ、いいんだけど……」
「うわぁーい。よぉーし、じゃあみんなー、今日のパレードはこれで終わりでーす。私は、おうち帰りまぁーす」
ぱ、パレード?
え? え? え?
そのアカネの言葉をキッカケに、どこからか大きなピンク色の可愛らしい馬車がやってきて、私はそれに乗せられた。
馬車の中でも、アカネは女戦士さんや他の人たちと私にはよくわからない業務連絡みたいなことをしていて、特に詳しい説明はしてくれなかった。だから私は相変わらず、完全に意味不明状態だったんだけど……それでも、ようやく聞けたいくつかの言葉をつなぎ合わせてみた結果、アカネがこの『亜世界』にやってきて『管理者』になったのが、ほんの2週間くらい前だってこと。それからさっきのお祭りは、新しい『管理者』を街の人たちに知ってもらうための、「お披露目パレード」をしているところだったってことが分かった。
馬車の窓の外には、赤やピンク、茶色いレンガの建物が続いていて、青い空とのコントラストが綺麗だ。しばらく木とか森とかの大自然に囲まれていた私にとっては、久しぶりの文明を感じさせる風景。それも、TVでしかみたことのないような中世ヨーロッパの街並みだ。ここにきて、ようやく普通の異世界ファンタジーって感じ?
でも、それから馬車が石畳の道やレンガ造りの橋を超えて、更に、見上げるほど高い壁をくぐり抜けると、雰囲気が少し変わってきた。
建物はほとんどなくなって、見渡す限り、よく整備された庭園が広がっている。馬車が通る道の両側にはカラフルで綺麗な花が咲いていて、少し離れたところには、さっきの女戦士さんのような恰好の彫刻や、立派な噴水なんかも見える。普通だったら、お金を払って入るタイプの庭園だろう。しばらくの間、そんな心が癒されるような道を揺られていると、やがて馬車は、これまた海外のお城のような立派な建物の前まで来て、静かに停車した。促された私は、その建物の中に入る。すると……やっぱりその中も、更にあっけにとられるような光景が広がっていた。
壁一面……どころか、天井まで埋め尽くすような綺麗な絵画と、手の込んだ装飾。おしゃれな模様の入った壁紙。何気なくおいてある花瓶や天井のシャンデリア、その辺の窓枠ですら、何かの芸術作品のように見える。大理石メインで、厳かだけどどこか冷たい感じのしたバカ王子の城と比べると、キラキラ度合いがまるで違う。さすが、『人間女の亜世界』の建物っていうか…………。
そうか、お城……。つまり今のアカネって、リアルにこの『亜世界』のお姫様的なポジションってことなの……?
やがてアカネたちと一緒に、私は1つの部屋に到着した。当然そこも私の常識からしたら規格外で、ベッド並みに大きなソファとか、豪華なテーブルとかがあったりして……。
まるで自宅のリビングにいるみたいに、ソファに飛び込んでゴロンと横になってしまったアカネは、私にも、「あ、ナナちゃんも適当にくつろいじゃってねぇー?」なんて言う。実際、このお城のような豪邸は『管理者』である彼女の家で、この部屋は、その家のリビング的なくつろぎスペースなんだろう。
気付くと、さっきまで一緒にいたはずの戦士さんやそれ以外のお付きの人たちは、いなくなっていた。この部屋に入ったのは、私たちだけだったようだ。私たち……つまり、アカネと私だけ……。
急に2人きりになってしまったことで私は、今までは驚きで隠せていた自分の感情を直視しなくてはならなくなった。
アカネと再会したら、当然感じるはずだった感情。今まで、どの『亜世界』にいても決して忘れなかった感情。忘れたくても、忘れなかった感情。あの時から繋がる、罪悪感……。
その気持ちを、避けて通ることなんて出来るはずがない。アカネと再開した以上、私はそれを解決しなければいけないんだ。
私は強い決意を込めて、アカネに話しかけようとした。
「あ、あの、アカネ……」
でも。
「あ、そっかぁー。ナナちゃんに、この『亜世界』のことちゃんと説明しないとだよねぇー?」
アカネはそう言って、ソファから跳ね起きる。そして、「ねぇー、誰かいるぅー?」といいながら、飼い猫でも呼ぶみたいに何度か手を叩いた。するとその声と音に反応するみたく部屋の扉が開いて、すぐに数人の女の子が入ってきた。
2人きりの時間は、それであっという間に壊されてしまったんだ。
「おう、どうした?」
「あ、あ、あの……何か、ありましたですかぁ?」
「失礼いたします」
「…………」
入ってきた4人(?)は、さっきの女戦士さんとは全然違っていて、容姿だけでは何をしている人か全然分からない。というより、全員がかなり個性的な恰好をしていたもんだから、何をしているかを想像するのさえも馬鹿らしい、って言った方がいいかも……。
アカネと同じようなお姫様のようなドレスを着ているのに、やたらと目つきが悪くて不良っぽい人とか。一見メイド服っぽいけど、ざっくりと胸元が開いていて無駄にエロい服を着た人。更には、黒い布を頭からすっぽりと被っていて顔も体も見えない人さえもいて……。アカネに負けず劣らずのコスプレっぽさっていうか、ファンタジーな雰囲気に全然似つかわしくないっていうか……って、そんなことは今はどうでもいいよ。
他の人がどうだろうと、関係ない。だって今私がすべきことは、アカネと話すこと。私があの娘にしてしまったことについて、ちゃんと2人で話しあうことなんだから……。
「アカネ、私……」
でも……でも……。
「あ、ちょうどいいとこにピナちゃん!」
私が話しかけようとしていることに気付かないアカネは、入ってきた娘たちのうち、比較的常識人っぽい感じの、紫色のチュニックを着たメガネっ娘の方に行ってしまった。
「ちっ……俺の方が先に来たのに……」
目つきの悪い娘が舌打ちする。「ピナちゃん」と呼ばれたメガネの娘は、それを全然気にした様子もなく、ピンと背筋を伸ばした姿勢のまま返事をした。
「はい。アカネ様、何かご用でしょうか?」
「あ、実はさぁー。さっきぃ、私の元の世界の友達が、この『亜世界』に遊びに来てくれたんだけどさぁー……」
「!?」
「あぁん?」
「ふ、ふえぇ……」
当たり前のことのように言ったアカネのその言葉に、全員が驚いた様子を見せる。黒いお化けっぽい人ですら、ビクっとその黒い布を揺らしたのが分かった。
「ま、まさか……」
当然そのメガネの娘も、入ってきてからずっと保っていたクールっぽい表情を崩してしまって、動揺を隠せなかったようだ。でもまあ、それは無理もないと思う。どういう経緯でアカネがこの『亜世界』に来たのかは分からないけど、いきなり別の世界から人がやってきたなんて言われて、はいそーですか、って簡単に納得出来るはずがないよ。
それでもそのメガネの娘は、自分の立場を思い出したかのように「な、なるほど……」と言って、なんとか冷静さを取り繕おうとしていた。アカネは言葉を続ける。
「でさぁー、これからそのナナちゃんにぃ、いろいろとこの『亜世界』のこと教えてあげて欲しいぃんだけどさぁー、いいかなぁー? この『亜世界』の、いろんなルールとかをさぁー」
「は、はい……。かしこまりました」
「あとぉ、例の『契約』も済ませちゃってよぉー?」
「……そうですね。では、早速取り掛かりましょう。アカネ様のご友人の方は、こちらにどうぞ」
と言って、私を椅子に座らせるメガネ娘ちゃん。私も、戸惑いながらもついついその誘導に従ってしまう。
だって、さっきやってきたばかりの私にとっては、この『亜世界』は分からないことだらけだったし。その上、友達のアカネがここで『管理者』やってるなんて言われて。もう、頭の中がパニック寸前で、一刻も早く詳しい話を聞きたかったってのは、間違いないんだから。
でも、でもさ……。
それでもやっぱり、私たちが今しなくちゃいけないことは……そういうことじゃないんじゃないの……?
「じゃあピナちゃん。ナナちゃんのこと、よろしくねぇー」
ねえ、アカネ……どうして貴女は、そんな風に普通でいられるの?
私のこと、怒ってないの? 嫌いになってないの?
もう、私のことなんて……なんとも思ってないの?
今まで散々罪悪感を感じてきた彼女に、こんなところで会えたっていうのに……。
彼女の方が、まるでそれを忘れてしまったみたいに何も言ってくれないことが、私にとっては、何よりも混乱することだった。




