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第0話

 私は世界樹の古びた住居に住んでいる竜医です。


 この物語、というかただの日記なんですけれど、私が診た竜とのお話を少しずつ紹介していく、そんな一冊を書いてみました。



 火竜さん、氷竜さん、木竜さん、土竜さん、水竜さん、機竜さん、空竜さん、亜竜さんなどなどたくさん。


 昔から天災のように忌み嫌われ、今でも理由もなく、なんとなくで遠ざけられる。そんな竜にも個性があって、言葉があって、感情がある。


 世界には悪い竜もいるみたいですけれど、それが全てって訳じゃあないんですよ?って。ほんの少しだけでもわかってくれたらいいなぁ。って。

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