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すみませんが、誰か助けてくれませんか?え?そんな余裕はない?ではさようなら  作者: 南瓜
序章 始まりは計画的に、終わりは唐突に
35/84

034 属性

34話です。

すみません!ステータスのところでLv、STR、DEF、AGI、INTを書きわすれていたので付け足しました。

あとHPのところですが、2300な訳ない…

230です。訂正しました。(2015/2/24 18:33)

後書きの主人公紹介ですが、主人公の能力を風から大気に変えました‼︎(2015/2/25)

5大属性なのに4つしかない…風属性を入れ忘れました!アリーシャの台詞に「風は緑色」を付け足しました!(2015/3/8)

アリーシャの属性説明で闇が2回出てくるという事に気がついたので修正します。闇は聖水を吸って〜→無は聖水を吸って〜


何故か俺はカルロさんに呼び出された。

レオナルドさんも一緒ついて来い、との御命令だ。


「奥の部屋は空いていますよ」

「すまねぇマスター、助かる」


レオナルドさんはバーのマスターと一言、二言交わし、奥の部屋へと向かう。


「よぉ、よく来たな」

「ご無沙汰しています」


俺はカルロさんの前に立ち、挨拶をした。

俺は最初、カルロさんは怖い人かと思っていたが案外優しい人だった。

……自分の配下限定で。

気が向いたら料理を振舞ってくれるし何か手伝いをしたら御駄賃もくれる、お母さんのような人。


本当の母親に育ててもらった事もないから判断基準が少しおかしいと思うが、分からないことは聞けばちゃんと教えてくれるし、ヘマをしたら叱ってくれる。母親みたいだと思った。

俺がそう信じたかった。


「おい、さっさと終わらせろよ」


カルロさんは脈絡のない言葉を自分の隣に立っている女性に言う。


「ヤッホー元気してるー?

君がアオイ君だね、あたしアリシエル‼︎

あ、でもでも本名で呼ばないで?あたしのことはアリーシャかアリーシェって呼んでね⁇んじゃ早速いってみよーか‼︎」


やけにテンションの高い女性はアリシエルと名乗った。アリーシャさんと呼ばせてもらおう。

アリーシャさんは早口で俺に言うと、俺の頭に手を乗せ呪文を詠唱し始めた。


……いや、待て待て待て。


「ちょっと待ってください‼︎」

「ん?なんか問題ある⁇」

「大有りです‼︎カルロさん何ですかこれ⁈」

「ぁあ?説明してなかったか?」

「してませんよ!」

「レオナルド」

「俺に振らないでください」


流石にカルロさんが大好きなレオナルドさんもフォロー出来なかったようだ。


「あたしは元ギルド職員なんだ〜♪ギルド職員ってね、きちんと指定されたカリキュラムを踏まないとなれない職種でね、一応エリートなんだよ⁇」


それは知らなかった。


「今からあたしがアオイ君を冒険者にしたげる!少しジッとしててね〜」


アリーシャさんは中断していた術をまた俺にかけ直し始める。


「次はあたしの目を見てね♪」


長い詠唱が終わり、俺はアリーシャさんの言う通りにすると、今まで普通だったアリーシャさんの両目に魔法陣が浮かび上がっているのが見えた。


「個体識別完了。これにて作業を終了します。

……はい、もう良いよ!」


機械的な口調で言った後、アリーシャさんはパッと俺の頭から手を離す。


「ちょっと確認ね。ステータス、って言ってみて?」

「……ステータス」


言った途端、俺の目の前にゲーム画面のようなものが現れる。いや、これは映し出された、といったほうが正しいかもしれない。


名 称 アオイ=ムラカミ

性 男

称 号 異常者(イレギュラー)、異世界人、追われる者

Lv : 1

HP 230/230

MP 測定不能

STR

DEF

AGI

INT

Rank F

属性

技術(スキル)



「どう?ちゃんと確認出来た?」

「はい、大丈夫です」


MPが測定不能となっていたことは言わなかった。

表示されていなかったなら言ったかもしれないが、敢えて測定不能、となっているのにはきっと意味があるのだろう。

しかもなんだ異常者って。俺は母親みたいにキチガイのではない。


「んじゃ今度はこれを触って?」



そう言ってアリーシャさんが取り出したのは一つの箱だった。箱を開くと中には一枚の銀色のカードが収まっている。

俺はそのカードを手に取った。すると文字が浮かび上がってくる。


「……凄いですね」

「ふふっ、これはギルドカードっていってね?1番最初の所有の体内魔力に反応して情報を探知するんだ〜。冒険者にとっては身分証明書の代わりになる物だから無くさないようにね。必要事項しか記載されていないから落としてもそんな害はないよ」


確かにギルドカードには名称、性、ランクしか書いていなかった。


「あ、技術(スキル)とか何も書いてないところがあるかもしれないけど、それはまだないか分かってないかのどっちかだから、ちゃんと会得すれば記載されるようになるよ。ランクは誰でも最初は最低のFからで、クエストをこなしていけば変わるから」

「あの…すみません、属性を調べることって出来ますか?」


そんな質問されるとは思っていなかったのだろう、アリーシャの目が見開かれる。


「もしかしなくても属性が分かんない感じ?」

「そんな感じです」

「……そっか分かった。ちょっと待っててね」


俺が言えない事情があるのを察してくれたのか、何も聞かないでいてくれた。


「カルロさん〜、どれでもいいので器を拝借しても?」

「……そこの棚にあるのを好きに使え」

「ありがとうございます♪」


アリーシャさんは数ある食器から底が深い皿を選んでどこからか瓶を取り出し、皿に注ぎ出した。


「あの、それは?」


皿に注ぎ込まれるものが気になってしまい、つい聞いてしまった。

見たところ透明なので水に見えるが俺は何故か違うと思った。


「これはね、聖水。これがないと調べられないんだよね〜。ちょっと腕、出してくれる?

調べるのには血必要なんだ。少し痛むかも知れないけど我慢してね?」

「はい」


アリーシャさんが短刀を出して俺の腕に浅く切り傷を入れる。

俺の腕からはじわじわと血が溢れ出し、肌を伝って一滴水面に落ちた。


ービキビキビキ


「ぅお‼︎」


水面に落ちた俺の血は即座に氷になり、クリスタルを形成する。しかし色は黒だった。


「……アオイ君凄いね、こんなの初めて見た」

「すみません、説明してもらっても?」


ほへー、と感心したように黒い氷のクリスタルを見ているアリーシャさんに声をかける。


「ごめんごめん 。聖水に血を垂らすとね、その人の属性が色となって分かるんだよ。火は赤、水は青、土は茶色、風は緑色、雷は黄色といった風にね。けど五大属性とは少し違った変化をするのが他の属性で、氷なら凍るし、光はそのまま水面が光る。闇は聖水が受け入れずに、混ざり合うことなく黒く凝固する。無は聖水を吸って水が減るんだ。どうやらアオイ君は氷と闇みたいだね〜、一応ステータスで確認してみたら?」

「ステータス」



名 称 アオイ=ムラカミ

性 男

称 号 異常者(イレギュラー)、 異世界人、追われる者

Lv : 1

HP 230/230

MP 測定不能

STR

DEF

AGI

INT

Rank F

属性 闇、氷、水

技術(スキル)




……水もあるのか?

確かに氷があるなら水があってもおかしくはない。色的には黒が圧倒的に強いから青は塗り潰されてしまったのだろう。


「なんか水属性もあるみたいです」

「……ってことは3つも⁈」

「珍しいんですか?」


驚いた風に言うアリーシャさんに少し引きながら俺は尋ねた。


「基本1人一つなんだ。多くても2つなんだけどね…。でも居ないってわけじゃないかな、私も現役の頃数人見たことはあるし」


どうやら多い方だったようだ。


「そういえば…ギルド職員はエリートなんでしょう?どうしてスラムに?」

ふとした疑問を俺は口に出してしまった。

アリーシャさんの動きが止まる。

スラムは他人の詮索をしないのが基本だったか、うっかり口に出してしまった。

「あ、話せないなら話さなくても…」

「アオイ君〜〜、そうだよね?普通そう思うよね?聞いてよ‼︎あたしは結構ベテランの職員だったのにさぁ、人員削減とか言っちゃって‼︎若い子の方が人気が出るとか言っちゃって‼︎確かに結構歳はいってるけどいきなり辞めてくれ、何て言われて納得出来ない‼︎」


リストラだった。

異世界でも情勢は良くなかった。


結構歳は言っている、本人が暴露したが見た目は20代後半に見えるからそんなに問題はないと思うんだが…

何歳ですか?、なんて聞けるわけがない。


「終わったか?」


話しかける機会を伺っていたのか、タイミングよくカルロさんから声がかけられる。


「はい、もうバッチリですよ〜」

「そうか…アオイ、良かったな」

「はい。カルロさん、アリーシャさん、ありがとうございました」

「これからは危険な仕事も任せることになる。ちゃんと鍛えておけ……頑張れよ」

「はい‼︎」


カルロさんに応援して貰ったので少し嬉しかった。確かに魔物と戦うのは怖いがこれも仕事だ。ちゃんとこなさなければ。


「失礼します」


行くぞ、とレオナルドさんに声を掛けられ、俺は部屋を出た。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


扉の閉まる音がし、俺は溜息をついた。


「……アリーシャ、どうだった」

「アオイ君、ヤバイですね。あれは危険」


アオイに笑顔で手を振っていたアリーシャは真剣な表情になって言った。


「そんなにか?」

「当たり前です。よく考えてみてくださいよ、血を一滴垂らしただけでもクリスタルが作れちゃうような魔力の持ち主ですよ⁈普通一滴垂らしても殆ど色は変わらない位です、ある程度血を流さなきゃ染まらない人だっていっぱいいるんですから‼︎」


アリーシャは本当に良く口が回る。

次から次へと言葉が出てきた。


「それに氷属性は血を垂らした部分が凍るのが一般的なのに…なんですかあれは?はっきり言って異常ですよい じょ う‼︎」


近くにある机をバンバンと叩き憤慨する。


「それに…アオイ君が氷より適した属性は闇です」


俺は1番適した属性は氷属性だと思っていたがどうやら違うようだ。


「そうか?俺は氷だと思ったんだが」

「最初はあたしだってそう思いましたよ…。でもおかしいと思いませんか?」

「何がだ?」






「だって聖水が闇属性に染まることはないんですよ?」








「それなのに聖水が染まった、と」

「それだけじゃないですよ、あの氷は黒いですよね?つまり、水が氷に固まった時既に聖水が黒に染まっていたんです。闇は氷よりも早く反応してたんです」

「あの一瞬で、んな事が可能なのか?」


俺はあの時レオナルドと一緒に、事が終わるまで見て待っていた。

アオイの血が聖水に触れた時、本当に一瞬で氷が形成された。それは直接目で見てる。


「前例があったのかは分かりませんが…あたしはあんな事初めてですよ。何にしろ注意は必要です。自分の属性が分かった今、魔力が暴走する事だってあるんですから」


自分の属性を知ることは魔力の開花と同意義だ。自分の属性が分かって初めて魔法が使える事になる。


「……あいつは大丈夫だと思うがな。レオナルドだっているし」

「どこにそんな根拠があるんですか‼︎暴走したらレオ君だって巻き込まれるかもしれないんですよ⁈」


しかしこれはアオイが自分の魔力に飲み込まれないのを信じるしかないのだ。


「だからって牢に繋ぐことも出来ねぇ。今は様子見だ」

34話、いかがだったでしょうか?これからは厨二全開の内容になりそうでちょっとハラハラしてます……。

生徒側の自己紹介は登場時、紹介するということで、今回は主人公についてです。


村上 蒼

主人公です。猫かぶりさん。クラスメイトにはいつも優しく笑っているのでじゅげむのような人だと思われている。実際じゅげむというあだ名が本人の知らないところで広まっていた。自分の邪魔になるなら躊躇いなく切り捨てられる人。黒髪黒目だと思っていたのが黒髪青目だったので少しショック。この世界に来てから頻繁に変な夢を見る。髪型は少し長めの落ち着いた髪型です。

母親がかなりの美人なせいで顔はどちらかというと中性的。それも相まって優しい顔立ち(に見えるが騙されてはいけない)。高校は地元からかなり離れています。身長は平均的。高校大好き、高校の友人も大好き、だから本性バレたくないがそうも言っていられなくなってきた今日この頃。

能力:大気

能力が覚醒した時期は本編通り。結構使い慣れています。頑張って練習したよ‼︎


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