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INTEGRATE!~召喚されたら呪われてた件~  作者: 古嶺こいし
第七章 力を持つモノ
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裏の者.7

投稿したのに、エラーで投稿できてなかった(笑)

ただいま戻りました!

ネコの体が痙攣したかと思えば、突然刺が膨張し、伸びた。


「来たぞ!!!避けろ!!!」


うおおおお!!!と、思い切り横っ飛びすれば、先程いた場所に伸びた刺が突き刺さっている。

ぐねぐねと形を変えつつもがくようなそれを「気持ち悪い」と思いつつ見ていると、徐々に形が定まってくる。


「?」


「ライハ!ネコ回収しろ!!」


ニックに言われてネコを見ると、ぐったりと倒れ伏している。伸びた刺はネコから離れていた。


「行け!!」


「おう──!!?」


頭上からの殺気に飛び退き雷の矢を放つと、黒い塊が蠢き雷が当たったところが消えた瞬間、別の場所から縦横無尽に針を飛ばしてきた。


地面に次々に刺が突き刺さる。


「やばい逃げ道が塞がれた!!」


まるで鉄格子のように纏まった刺が落ちてきて、道を塞がれた上に、更に逃げ遅れたオレを狙って、刺が降ってくる。


雷の矢を放とうと構えた瞬間。


「こっちや!!」


道を塞いでいた刺が砕けた。

ハルバートだ。先端についた斧がいとも容易く刺を凪ぎ払い、砕いて道を作った。


そこめがけて飛び込むと、先程までいた地面が黒く染まるほどの量の刺が突き刺さった。


「レーニォさん、助かりました」


「ふんっ。当然の事したまでや」


ハルバートを担ぎ、レーニォが言う。

久しぶりに見たときに、ゴツくなったなと思ってたが、成る程。こんなものを振り回していたらこうもなるよな。


「ライハ無事!!?」


「ええ、レーニォさんが、ってうわあ」


カリアの声がする方に目を向けると、ニックに集中攻撃が加えられているのを、レーニォ以外の全員掛かりで防御している最中だった。


オレの攻撃はついでだったか。


結界は無事。見事あの刺の猛襲を防ぎきり、ターゲットの一人となっていたらしいグレイダンが結界の向こうでビビってキリコにしがみついていた。


ギチギチと音を立てながら刺が形を成す。

人型のもの。


その胸元に赤い石のようなものを発見した。


「お前ら!もう分かっているとは思うが、あの気持ち悪い木偶の坊を退治するのが目標だ! 知能はない!だが、刺を無数に作り出して、目の前にいる自分以外の動くものに攻撃を繰り返す!だけどゴーレムの一種と同じで核を破壊すれば消える!」


ニックが赤い石を杖で指す。


「刺を刺されれば、取り込まれて動けなくさせられるから絶対に刺さるな!!絶対にだ!!」


ああ、ネコのやられた攻撃か。


「俺は結界で精一杯だ!!任せるぞ!!」



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