表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
INTEGRATE!~召喚されたら呪われてた件~  作者: 古嶺こいし
第七章 力を持つモノ
483/745

裏の者.4

おはようございます。

朝です。


エルファラに助言?を貰いましたが、主語というか、最も重要な言葉が全て抜け落ちていたので、オレは全く理解できませんでした!!!


「つまりどういう事っすかエルファラさんんんー……」


頭を抱えてみるもどうしようもない。


「起きたば」


「あ、アウソ」


部屋の隅で槍の手入れをしていた。前みたときよりもだいぶ使い込んだようで、あちらこちらに傷がある。それでも刃が刃零れ一つもないのは凄いと思った。


「あれ?カリアさん達は?」


「買い出し、ネコは足元」


見てみると、ネコが布団越しに足にしがみついて寝ていた。

相変わらず胴に突き刺さったままの刺が痛々しい。よくよく見てみると、刺から根のようなものが伸びているように見える。


もしかしてこれのせいで抜けないのか?


なんとなしに刺に触る。


『痛い!!』


次の瞬間尻尾が飛んできた。

殴られた頬が痛い。


ネコの尻尾が速すぎて避けられないんだよな。


その後何もなかったように眠るネコ。頬を抑えて悶絶しているオレを、アウソが怖いと言いたそうな顔で全力で逃げていた。











頭痛がすっかり治まり、もう一度挑戦をしようとしたがあえなく失敗した。

無意味に近づくと危険な事がわかったし、ならばと雷を放とうものなら倍返しにあった。


ネコの刺を狙っているのが分かったので、ネコを遠くまで下がらせてみたものの、ネコと魔力が繋がっている為か、特に何も変わらず、今度は普通にオレが狙われた。





「どうすりゃいいんだろう…」


組んだ手に額をのせて盛大に落ち込む。

このままじゃ武器が戻ってこない、辛い。


「……もう一旦諦めてレーニォの所に行く?ニックに抜いてもらえば?」


「ああ!そうよニック出来るんじゃない?剣はどうせ誰も近付かないわよ!」


「…………なるほど」


ニックなら何とかなるかもしれない、ついでに解決方法も。

ネコなら何か分かるかと思って訊ねたら、まずこの刺何とかしないとの一点張りだし。


仕方ない。


「また頭を下げに行くか」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ