三章で出てきた色々
【 国 】
■龍郷
アウソの故郷。名前の通り龍の縄張りにある国で、一年中風が縦横無尽に吹き、嵐も絶えない。魔力を持つものは殆どおらず、その代わり目が異常に良い、息を長時間止めていられる等の超人的な能力を持つものが多い。さらに凄い者は龍の加護を持つ者、龍の御子とも呼ばれ王宮に召し上げられて兄弟の契りを交わし、その後は能力や縁によって役目が決まる。
色んな血が混ざっていて、東西南北で気質が変わる。南の方は海賊の血が混ざってるので気性が荒いが、それは海龍と戦う為である。
ただし、その影響なのか、嵐やヤバイ事態になるとテンション上がり変人と化す。
■寿埜
世界樹信仰。
獣人達の国、主にネコの獣人、蜥蜴の獣人、鼠の獣人が住む。今回は出てこなかったが、木の精霊もおり、わりと平和である。嵐も風も世界樹のお陰で影響なし。
■華宝
武道の国。良い訓練場が多く、子供の頃から格好の遊び場なので自然と身体能力が高くなっていく。特に奏剣山辺りには仙人がいるとされていて、その近くの山々には猿の獣人の村が数多くある。狩人の出身地を訊ねるとよく出てくる国の一つ。魔法使いの素質があるのは皆仙人修行へ行くので魔術師は殆ど居ない。
■ロッソ・ウォルタリカ
雪と水が豊かな国。カリアの出身地。ジャイアントハーフ、ジャイアントクォーツが多いため身長が全体的に高め。魔力も高めだが、何故か魔法使える者は少ない。不思議。多分、魔力を別のものに使っているのだろう。氷精と水精が多く、住人は更に北の山を越えた先のロッソ・ローデアへと遠征に行き、氷雹石や氷の塊を採取して売ってる。猫好きが多い。酒?水だよ。
■エルトゥフの森(国でないけど一応)
エルトゥフ達が住まう豊かな森。色々な精霊が住み着き、精霊と縁を結んだアールヴが多い。契約とは違うので使役は出来ない。あくまでもお手伝い。森を傷付けるモノは許さず、人間も無遠慮に木を切るので好きではないが、悪魔の事件で少し評価を改めた。
【 精霊 】
■水精
水の精霊で、雨のあとあちこちで風精と一緒にキラキラしながら舞ってる。綺麗な水に集まる蛍みたいな奴等。
■氷精
熱を食らう精霊。北の大地に多く、冬をもたらすモノに使えていると言われている。基本的に姿を現さないが、水精・雷精・風精と良くつるみ、全部揃うと大変な事になる。火精と熱精とは力が互角。
■風精
風を司る精霊。世界を巡るので情報が早い、その為ギリスの魔術師は風精と契約を結びたがる。時たま風龍と一緒に悪さをする。ライハと縁を結んだが、いつ結んだのか不明。だが、精霊はそんなこと日常茶飯事なので気にしてない。
■土精
土を司る精霊。基本的に動かないが、よく土の巨人、ゴーレムになったり、土の動物となって走り回る。穏やかな性格。
■雷精
気ままに現れては雷を落としてくる暴れん坊。
精霊1何を考えてるのかわかんないけど、味方になってくれたら凄く心強い存在。
ライハの味方をしたのは、人が雷を使って面白いことをしようとしているから便乗しようと思った。
■ウンディーネ
水精の集合体、または上位相関。
とても強いが、人見知りもする。
特定の泉を住みかにしている。
まだ居るが略。