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神からのリスト

山を降り、宿屋に戻ってから通知を見ると、神からのメールだった。


「リスト?」


開いて読んでみると、そこには神具一覧と書かれた物が。


ずらっと並べられた物で、その中にチェックが入っているのがあった。


《水神の宝玉》


「あれ、クリックできるじゃん」


文字を選択してクリックすると、違うページに飛び、青みがかった透明の石が嵌め込まれた指輪と説明書きがあった。


水を生み出すことができる神具。

身に付ければ詠唱無しで水を発生させ、魔術師ならば努力次第で属性を身に付けることも可能。


「属性を身に付けること?」


そういえば、以前ウロが属性は努力すれば増やすことが出来るとか言ってたな。

もし、増やせるならば更に強くなることができる上に、補佐も充実するかもしれない。


でも、どうすればいいんだ?


探しても他にクリック出来るところはない。


試しに水よ出ろと念じてみても何も起こらなかった。


「まぁ、いいか」


技を増やすのは何も魔法だけじゃない。

まずは出来ることから頑張ろう。














エルトゥフの森。


ウォルタリカとイリオナの国境沿いにある森の名称で、神聖な魔力が溜まるこの森には精霊と共存するエルトゥフ族が住む。

エルトゥフ族は耳が長く、気配察知に優れた種族で精霊の棲みかである自然を愛し崇拝している。しかし、その森を害したり、汚す恐れのある物には容赦がない面もある。


「キリコさん苦手なんですか?」


「苦手っていうか……、あいつら竜と関係があるだけで火を吹くとか思ってんのよ。全く、とんだ風評被害だわ」


「へぇ」


「一応言うけど、あんたもネコもアタシとお仲間みたいなもんだからね」


「へ?」


『なんでだ?』


「ネコは木で爪を研ぐから害獣扱いだし、悪魔と間違えられるくらい魔力がアッチ寄りなら、間違いなく外敵扱いされる可能性あるから。十分気を付けなさい」


「……はい」


『……へい』


先行きが不安になるライハであった。

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