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龍眼族の異世界魔剣鍛冶  作者: 天御夜 釉
第4章:魔剣【magisword】
59/333

059 戦闘開始

段々書けなくなってきた感じがします


なんていうか、戦闘シーンはやっぱり苦手です


MFには間に合わせます、よろしくお願いします

「なるほど」


 俺はリンセルさんの話を聞きおわってから、俺は対峙する二人をみた。

 ランの顔は緊張すらしているものの、その出で立ちは整っておりむしろ戦いへの楽しみを表情に表し始めている。

 怖い。いろいろとランが怖いんだが。


 対して相手は余裕の表情で腕をかきむしる。

 自虐行為か、と思いながら見つめていたら、驚くべきことに手がチェーンソーに様変わりしていたではないか。

 ちなみに、構造は全く分からない。


「あ、もしかして械刃族サミュリをみるのは初めて?」

「……そうだな」


 どんな時でも役に立つ、知恵袋リンセルさん。

 簡単に言えば、械刃族サミュリは生まれたときから身体のどこかが武器になったり防具になったりするらしい。

 それは先天性のもので、械刃族サミュリは腹の中からサイボーグとして生まれる、という。


 帝王切開か? いや、そもそも母胎の中でどうなっているんだろうか。

 さすが異世界、と言うべきトンデモ種族だなおい。

 そもそも、俺も言ってみればトンデモ種族なんだがな。


 基本的なことを知識として脳の中にたたき込んだ後、俺はリンセルさんから目を離してふたたび対峙している二人をみやった。

 チェーンソーになってエンジン音がしても、ランは驚いたような顔を見せない。

 静かに拳を握って構えていた。


「……醒眼族ウェイカー、ラン・ロキアス」

械刃族サミュリ、ギリス・ランレイ」


 二人が名乗り、審判の合図を待つ。




 静寂。




「両者……っ! はじめ!」









 最初に動いたのはランレイだった。

 ランに向かって単純に、腰を低く落としながらダッシュする。

 そして横に一閃。エンジン音を鳴り響かせながら獰猛な牙を回転させたチェーンソーは、ランの身体を抉るべくして突き出される。


 ランはそれを一歩後ろに飛んだだけで避け、次のめちゃくちゃな軌道を完璧に読む。

 ランレイは、避けられたことに対して歯ぎしりしながら攻撃を加えていく。

 が、一つも当たる気配を見せない。


 それにしても、この二人名前が似ていてわかりづらいな。

 どちらか解明してくれないか。さすがにランレイのことを名前読みはしたくないし。

 ロキアス、って今頃彼のことを言うのも中々抵抗がある。

 どうしようか、気にしない方向でいこう。


 そんな無駄なことを考えている間にランは飽きたようだ。

 何かを唱え、魔法を発動させる。


 すると、黒い剣が生成されて行くではないか。

 光すら反射しない、ただの黒い剣。


「……上級魔法の……《闇魔剣アビス・ブレード》……?」

「なんだそれは?」

「普通、醒眼族ウェイカーでは扱えない魔法……なの」


 ああ、確か最初の授業で教養科目として「種族論」があったな。

 醒眼族ウェイカーは魔法が種族的に不得手であり、魔法は初級までがせいぜいだという。


 そして、俺は魔法にも階級があることをその授業で初めて知った。

 我ながら、本を読んでいる意味が分からなくなってくる。

 こう言う基本的なこともちゃんと知識としておかないと、まずいというのに。

 どうなんだろうか。


 つまり、ランが醒眼族ウェイカーであるのに上級魔法が使えるのは、彼が知勉族エリシュの種族も持ち合わせているからなのか。

 なるほどな。やはり混種族は便利、という結論になる。


「ところで、龍眼族レザールはどこまで使えるんだ?」

「私は知らない……ていうか、データにもほとんど残っていないんじゃないの?」


 そりゃあ、滅多にほかの種族と交流しないらしいしなぁ。


ありがとうございました


明日は数話更新すると思います

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