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ご都合主義について物申す。〜敏腕編集長は異世界出張(リテイク)で忙しい〜  作者: かるびの飼い主
第7章:ラスボスとの対話が足りない。戦争はコスパが悪すぎる。

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35/40

第35話:『平和になったな。じゃあ、俺は寝る。』

魔王との別れ。そして帰還。

戻った先は、もちろん深夜の自宅です。

フワッ。

 柔らかな感触。アロマの香り。


「……戻った」


 俺は自宅のベッドの上にいた。

 天井のシミ。聞き慣れた冷蔵庫の駆動音。

 俺の身体は、シルクのパジャマ姿のままだ。


 時計を見る。午前二時一分。

 あの濃密な世界改革は、わずか一分間の出来事だった。


「……夢オチ、か?」


 そう思いたくなる。

 だが、枕元に置いてあったスマホが震えた。

 通知画面に、見慣れないアプリがインストールされている。

 『魔国株価チャート』。

 タップすると、右肩上がりのグラフと共に、『配当金が入金されました』というメッセージが表示された。


「……ちゃっかりしてるな、魔王め」


 俺はフッと笑った。

 どうやら、異世界での「社外取締役報酬」は、現世の電子マネーとして還元されるらしい。

 これで老後の資金は安泰だ。


「……さて」


 俺はスマホを置き、再び布団を被った。

 まだ夜明けまで時間はある。

 明日は月曜日。企画会議に、作家との打ち合わせ。現世の戦いが待っている。


「おやすみ、世界」


 今度こそ、安らかな眠りが訪れた。

 ……しかし、その夢の中で、俺はとんでもない光景を見ることになる。

 次の出張先。それは、俺が知る限り「最もふざけた世界」だった。


 予告状(企画書)のタイトルは――

 『現代日本で「生活魔法」が使えるのは僕だけのようです。』


「……なんだこの、なろう系全開のタイトルは……?」


 俺の寝言が、虚空に消えた。


(第7章 完)

お疲れ様でした! 第7章「魔王討伐編」、完結です。


世界を平和にして、ちゃっかり株主報酬もゲットして帰還。


いよいよ次章、**第8章:佐藤健太×校倉青空の「生活魔法」編**。

物語のクライマックスです。

ソラ編集長は、健太の「ストレスフリー」な世界をどう論破し、どう認めるのか。

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