表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ご都合主義について物申す。〜敏腕編集長は異世界出張(リテイク)で忙しい〜  作者: かるびの飼い主
第7章:ラスボスとの対話が足りない。戦争はコスパが悪すぎる。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

33/40

第33話:『世界征服より、世界貿易だ。関税撤廃交渉を始める。』

ソラのプレゼンにより、剣を収めた両者。

ここからは泥臭い「商談」の時間です。パジャマ姿の仲介人が、国境線を書き換えます。

「し、しかし……俺たちが手を組むなんて、各国の王が許さないぞ!」


 勇者が反論する。

 もっともだ。既得権益を持つ層は、変化を嫌う。


「だからこその『チート(権限)』だ」


 俺はエディットから与えられた**【超・経済交渉術マクロエコノミクス】**を発動した。

 俺の言葉が、物理的な拘束力を持つ「契約の鎖」となって世界中に伝播する。


「条約第1条。魔王領と人間領の国境を開放し、経済特区とする」


 ズズズ……と大地が揺れ、国境の城壁が崩れ落ち、代わりに立派な舗装道路(交易路)が出現した。


「な、なんだこれは!? 魔法か!?」

「ただの公共事業だ。……次、条約第2条。勇者パーティは解散し、魔王軍の広報部に再就職する」

「はぁ!?」


 勇者が叫ぶ。


「お前の知名度は抜群だ。その顔と名声を使って、魔族のイメージアップキャンペーンを行え。『魔王印の野菜』とか売ればバカ売れするぞ」

「魔王印の……野菜……?」

「魔王、お前もだ。その禍々しい鎧を脱げ。今日からスーツ着用だ」


 俺は指を鳴らし、魔王の装備をオーダーメイドのスーツに変えた。

 意外と似合っている。威厳あるCEOの誕生だ。


「おお……悪くない着心地だ」

「よし。それでは、第一回株主総会を始める!」


 こうして、伝説の最終決戦は、深夜の「合同経営会議」へと変貌した。

 パジャマ姿の俺が議長となり、朝まで激論が交わされた。

 剣の代わりにペンを。魔法の代わりに電卓を。

ラスボス戦が株主総会に。

勇者は広告塔、魔王はCEO。適材適所の人事配置です。


次回、世界が平和になりすぎて、逆に問題が?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ