エピソード6
ーギルド訓練場ー
「ではそのままスキルを使い続けてください。私はレイさんを待つために店に戻りますね」
「はい! / あぁ!」
ースキル販売店ー
特訓を続けていると店に、レイがやってきた。
「こんちゃ〜、あれ? タマキは?」
「先に特訓を始めていますよ。移動しながら、レイ様にも特訓についての説明をいたしますね」
「オッケー、じゃあしゅっぱーつ!」
「レイ様の魔法を使うスキルのスキルレベルが3とのことなので、魔法をバンバン使ってスキルレベルを5に上げたいと思います」
「疑問なんだけど、魔法レベルは上げなくていいの?」
「魔法はスキルレベルを上げることで、大きく効果を上げることができます。スキルレベルを上げながら、魔法レベルをおまけで上げると効率が良いですよ」
「へぇー、スキルレベルと魔法レベルって上がり方に差はあるの?」
「自分の意識次第で変わります。例えば、スキルレベルを上げようとすればスキルレベルが上がりやすいですし、魔法レベルもおなじですね」
「そうなんだ、カドレアさん詳しいね」
「ふふっ、ありがとうございます」
ーギルド訓練場ー
「レイ様をお連れしましたよ」
「先にやってたんだね、私も頑張るかー」
「カ、カドレア坊、疲れたんだが、はぁ、はぁ」
「ん? このおじさん誰?」
「レイさん! おじさんは失礼ですよ! この人はセントさんです」
「へぇ、じゃセントさん、私も特訓に参加するからよろ〜」
「特訓は疲れるものですよ、セント様。適宜水分補給をお忘れないようお願いしますね。訓練場が空いているようなら、どんどんスキルを使ってスキルレベルを上げてくださいね。相談したいことができたら、お店に来てください」
「何から何までありがとうございます、カドレアさん! 俺強くなります!」
「ん、私も頑張る。ありがと、カドレアさん」
「カドレア坊、ありがとな」
「えぇ、皆様を応援していますよ」