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ぐるぐる  作者: ゆう
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第十話、金髪少女ナンパされる

千広と田中さんと一緒に安くて美味いラーメンを食べた梓はそのまま一人、自宅へ帰ろうと歩いていた。

「お姉さん、一緒遊びに行かない?」

だが、梓の行く手阻むようにガラが悪そうな若い男が三人立ち塞がる。

梓は目付きが悪いが美少女の分類に入る。しかもガラの悪そうな格好はこの手のナンパ男に受ける。

「邪魔だ、どけ。道聞きたいなら交番行け」

まあ、当の本人はナンパだと気付いていないのだが。梓は本気で道を聞きたいだけだと思い交番を進める。

「この女、調子に乗りやがって!!てめぇこっち来いよ!!」

この手の輩がそう言われれば御定番の如く路地裏に連れてくに決まってる。


路地裏にて

「舐めた口聞ききやがって、ぶっ殺すぞ!?」

輩達がナイフを取り出して梓に向ける。

「俺達、女にも容赦しねぇかんな!!」

「痛い目、見たくなかったら謝る事だな!!」

この手の輩は御定番の如くナイフを持ち歩いては脅しに使う。

「…お前らナイフの使い方知らねぇのかよ」

ずっと黙っていた梓が低く冷たい声でつぶやいて、梓が動いた。

「切ったり」

まるで林檎を切るように、一人目の男の首をナイフ切る。

「刺したり」

まるで、魚に刺すかように、二人目の男の心臓を刺す。

「するもんだろ?取扱説明書読んどけよ」

三人目の男が悲鳴をあげる前に頭をぶっ刺した。

梓は輩三人に正しいナイフの使い方を教えてあげた。

ただし、決して優しい教え方ではない。


「…由美、いつまで見物してんだよ」

「やっほ、あずにゃん。偉いね、男の子達にナイフの使い方教えてあげるなんて」

梓がナンパされた時に、由美が偶然居合わせていた。

普通の女の子なら路地裏に連れ込まれたら心配するだろうが、自分の同僚ならその心配はいらない。

輩共がちりになっていくのをまあまあと眺めていた。

「お片付けの連絡はしといたよ。あずちゃん珍しく返り血浴びてない?」

ちなみにまだ輩共がまだ生きてる時に、連絡を入れているのだが、この同僚のことをよく分かってるこそ迅速に対応できるのだ。

「くそ、やらかした…」

殺すときに器用に返り血を避ける梓が珍しく服に返り血をつけてしまった。

「あたしんち近いから、返り血抜いてあげようか?」

「マジで助かるわ、ありがとう」

あまり返り血を浴びないため、血抜きの仕方が分からない梓は由美の提案に乗る。


「よし!今日はあたしんちで女子会ね!」


ルンルン気分の由美に引っ張られて梓は三人の遺体を残して路地裏を後にした。





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